基本を覚える「デジタルで4工程が、50年でなくなった時代」一眼レフ中級編!
カメラは道具です。写すのはあなたです。
シャッターボタンを押さなけば写りません。
写真の濃度も、押したら写っちゃうから、もう死語かもしれません。
濃度とは、ハイライト(明るい部分)からシャドウ(暗い部分)
を濃度域と言います。
濃度域の、どの部分でも、濃度(濃さ=銀粒子の大きさ)
があります。それがデジタルになって、信号の1ピクセルの情報量に、
変わってしまいました。
おそらく濃い薄いを数値化して、送っていると思います。
数値化する人は専門職の技術屋さんです。
写真は知りません。ちょうど、シンクロナイズを「同期」と、
訳した人と同じです。世の中に聞きなれない新語が生まれました。
長年使われてたのは「同調」です。
デジタルになって、どうやって濃度域を決めたかわかりません。
フィルムの場合は、濃度域が0~5がポジカラーで、
0~3が白黒フィルムです。
大手の印刷会社は別として、中小はには濃度計を持っていません。
その前段階の印刷するフィルムを作る、製版会社が持っています。
フィルムの濃度が、適正か調べるためです。
デジタルになって、もうフィルムがいりません。ほとんどの企業が潰れました。
フィルムの場合、カラーフィルムは、1次現像、二次現像の時間と、
現像液は1種類と決まってますから、決まった作業をします。
白黒フィルムも決まっていますが、現像液は数種類あります。
また、現像時間と露光の関係が、フィルムの濃度に影響します。
現像液が、どれがいいか、現像時間と露光の関係はどれがいいか、
自分でテストして決めていきます。その時、濃度計が必要になります。
今は、フォトショップを見れば、濃度が%で出てきます。
しかし、ポジフィルムの時の濃い濃度5が、
デジタルの100%かは、わかりません。
パソコンに取り込んだ時に、長い経験から、一瞬見ると濃い濃度が、
3くらいにしか見えません。
画像処理すれば、濃度は5になります。
これは、初心者でも、きれいに写るように、カメラの設定が、
暗くならないようにしてると思います。
一瞬、見た目がきれいな、出来上がりにしています。
ウインドウズの壁紙の、ほとんどの写真に当てはまります。
写ればいいという人は別にして、写真の善し悪しは、
濃度で決まります。フィルムの現像経験がない人は、
わからないでしょうが、デジタルの画像処理も、フィルムと同じです。
将来プロになりたいと思われる方は、覚えておいてください。
写真には、写すという操作、現像する操作、カメラの道具を治す操作
(もう出来ないです。みなプリント基板交換、さらに部品がなくなる)の、
3つが出来て、初めてカメラマンになるわけです。
いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
カメラで写す楽しみも、そのひとつ。
今日の話は、難しかったかもしれません。
しかし写真の濃度は基本なんです。
SNSやブログでは関係ありません。
コンテストや将来プロが誕生する人の話になりました。
濃度がなぜ大事かというと、印刷に関係するんです。
プリントを印刷と訳した人がいるから、これも混同します。
パソコンでは、すべてプリントです。
印刷に、印刷方式もありますが、紙によって、
プリント仕上げが違ってきます。
新聞は紙が悪いですから、それなりのプリントにしないと表現出来ません。
デジタルになって、もうこういう時代もなくなりました。
フィルム時代の印刷工程に、4工程(写植、貼込、専用大型カメラの撮影、
分解フィルムの現像)の繁栄した時代も、50年間の歴史で幕を閉じました。
技術の変動は恐ろしいです。全国で多くの人が働いてたのが、
すべて無くなりました。
世界に貢献してきたコダックも潰れました。50年前に、誰が想像したでしょう。
富士フィルムも、化粧品を売り出す時代です。
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