基本を覚える「被写体をみて最初の決断」一眼レフ中級編!
カメラは道具です。写すのはあなたです。
シャッターボタンを押さなけば写りません。
写すとは、ボタンを押すことではありません。
ボタンを押すなら、サルでも出来ます。
なんにも知らない園児でも出来ます。
しかし、同じように図体が大きくなった大人がたくさんいます。
デジタルになって、写真が簡単になったことがひとつ。
携帯で写してる人は、ほとんどとは言わないが、
フィルム時代なら、関心がない人やお金がかかりすぎて続かない人。
それが無料で出来て、写っちゃう。
面白くてたまらんでしょうね。それで、ただ写ればいいとボタンを押す。
絵が描けない、詩が描けない、文章が描けないなどなどの人には、
自己表現できる道具として、最適です。
ただし、ただ写ったという自己満足で、それ以上進歩がしません。
ここが最高の欠点です。
言ってみれば、食事はなんでもいい、
口に入って空腹感を満たせば、いいと満足するのと同じです。
世の中に出て、自分の意思で、なにも決定できない人になります。
写真は意思決定が、重要な要素です。
決定ができなければ、シャッターチャンスが逃げてしまうか、
見つけることも出来ません。
写真は、携帯のように写ればいいと、いうものではありません。
どんなに高いカメラを持っても、同じです。
カメラが写すわけじゃありません。
写すのは意思決定を持った、あなたです。
これは、例えば蕎麦屋に入るとして、
入ってからメニューや周りが食べてるのをみてから決める人か、
盛り蕎麦が食べたいから蕎麦屋に入るか、と同じです。
いつも自分の目的で、行動できるかどうかになります。
写真も同じです。被写体をみて、瞬間にどう写すか決定します。
このひとつの方法が「画角」です。
迷ってたらシャッターチャンスは逃げていきます。
シャッターチャンスは、いつでも、どこでもあるわけではありません。
シャッターチャンスはがなければ、写さないことです。
写しても感動もないし、ただのコピー。
見せられても、心に響くものは、ありません。
「画角」はレンズの中心から、角度が広がっていく範囲です。
狭い範囲なら望遠レンズの役目になり、
広い範囲なら広角の役目をします。
被写体を見て、瞬間に望遠にするか、広角にするかを、
決めなくてはなりません。
フィルム時代はズームレンズは使えません。
デジタルになって、解像力に関係がなくなって、
ズームレンズ全盛時代です。
レンズ1本あれば自由自在です。
フィルム時代なら、交換レンズの取り外し。
意思決定が悪ければ、何回も同じような動作をし、
その結果、よかったかどうかは疑問です。
今は、あまりにも便利で簡単ですから、
人間の一番大事な部分が欠如していくと思います。
将来、そういう人たちが多くなった世の中に危惧します。
意思決定ができなくなると、行列ができる店が、流行るでしょう。
いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
カメラで写す楽しみも、そのひとつ。
画角は、遠いから望遠、広いから広角という意味ではありません。
被写体です。被写体の、どの部分を切り取るかになります。
望遠レンズなら無限大から近い場所まで。
広角レンズなら広い範囲から手前まで。
画角という特性を活かします。
画角の特性を最大限に活かすことによって、
個性ある写真が生まれます。
活かすも殺すも、たくさん写して自分のものにしてください。
きっと、出来栄えの素晴らしさに、惚れ惚れするはずです。
お友達に見せても、どうやって写したのと、聞かれるはずです。
素晴らしい写真が写せるように願っています。
そして、感動をたくさん味わってください。
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