「春日大社万葉植物園」萬葉園・五穀の里・ 椿園・藤の園の構成!
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春日大社万葉植物園は、昭和7年に萬葉集にゆかりの深い春日野の地に、
昭和天皇の御下賜金を頂き、約300種の萬葉植物を植栽し、
万葉植物園は、日本各地にありますが、
日本で最も古い萬葉植物園として、開園されました。
現在は、山野に命を芽生えさす草木も、なるべく人的な手を加えず、
自然のままを生かし、 参拝者に安らぎを与える「春日大社神苑 萬葉植物園」として、
親しまれつづけています。
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御衣黄桜(ギョイコウザクラ)(花期 4月末) 金花茶椿(キンカチャ)(花期 4月末)
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大賀蓮(オオガハス)(花期 7月中旬) 青蓮(アオハス)(花期 8月中旬)
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ムラサキ(花期 6~8月) 南蛮ナンバンキセル(花期 7~9月)
春日大社万葉植物園は、約3ヘクタール(9,000坪)の園内は、
萬葉園・五穀の里・ 椿園・藤の園に、大きく分けられています。
萬葉園の中央には、萬葉時代の庭園を思わせる造りの池があり、
その池の中央の中ノ島には「臥龍(がりゅう)のイチイガシ」と呼ばれる
老巨樹(奈良市指定文化財)が幹を地に長く臥せて繁っています。
園内中央部の浮舞台では、5月5日(祝)、11月3日(祝)と春秋2回、
奈良時代より絶えることなく、 絢爛豪華な王朝の風情も、
伝承されてきた雅楽・舞楽が「萬葉雅楽会」として奉納されます。
園内の南端には、春日大社の社紋が、藤の花であることから、
「藤の園」が造られ、20品種約200本もの藤の木が植栽されています。
種類が多く早咲き、遅咲きと様々あり、薄紫色、白、ピンク、
紫の藤が、咲き乱れ4月25日頃から約2週間位楽しめます。
萬葉植物園の藤の特徴は、棚仕立ての藤園ではなく、
立ち木造りの藤園で、見上げて愛でるのでなく、
目の高さで、藤の花の姿が見られ、その光景はとても優雅です。
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「春日大社万葉植物園」
開園期間 3月~10月 9:00~16:30(17:00閉門)
開園期間 11月~2月 9:00~16:00(16:30閉門)
入園料 大人500円
休園日 3月~11月 無休 12月~2月 月曜(祝日等と重なった場合は翌日)
TEL:0742-22-7788
花情報
駐車場 バス・乗用車合わせて100台 普通車1000円
交通機関
JR・近鉄 奈良駅よりバス「春日大社表参道」下車
または「春日大社本殿前」下車すぐ
萬葉植物園は、春日大社の慶賀門のすぐ内側です。
1日を楽しく過ごしてください。
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万葉粥
いかがでしたか?
花の楽しみ方にも、色々ありますね。
どこでも出かければ、偶然に出会う花があります。
今まで探してたり、知らなかった花に出会います。
万葉集に詠まれた植物には、それぞれに万葉名があります。
その多くは食用・薬用・衣料・染料、さらに建築・工芸の材料など、
実用的な用途を持つものばかりです。
その中には現代名と異なるもの、 また一つの万葉名であっても、
現代では、多数の該当する植物説があり、
萬葉植物園には該当する植物を含めて、
約300種類の植物が栽培されています。
万葉植物に対する代表的な万葉歌の陶板と、植物解説が並んでいて、
約300種類の植物を保護する、大切さを伺い知ることができます。
庭園正門入口前に、春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)があります。
江戸時代末期に春日大社境内において、てんびん棒に茶箱と茶釜をかけて、
赤膚焼の皿に「火打焼」という餅菓子を盛りました。
火吹き竹で火をおこし、参拝客に茶を振る舞っていた「荷茶屋」
が当時名物だったと 「大和名所図会」や他の書物にもあります。
浄らかな火で煮炊きしたものを食することで、
身心を浄火させてから参拝した清めの茶屋です。
10時~16時までで、定休日は6・7月 月曜(7/17は除く)
万葉粥が食べたいですね。 1000円(税別)「メニュー」
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