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「ショウガの呼び方は沢山ある」今さら聞けな~い!花や植物の話!

2017年11月20日 | 花や植物の話
「ショウガの呼び方は間違いやす
い」なかなか見られない貴重な花!花や植物の話!



ショウガには、たくさんの呼び方があります。
大きさと用途と収穫時期によって、分類されています。

大きさは、大生姜、中生姜、小生姜に分けられ、
一般的にスーパーで売られている生姜が、大生姜です。
近江生姜、おたふく生姜などがあります。
明治以降に栽培され、中生姜や小生姜に比べて、
辛みが少ない生姜です。

中生姜は、黄生姜(三州ショウガ)と呼ばれ、
肉質が、黄色い生姜です。

小生姜は、金時生姜、谷中生姜などです。
矢生姜と言って、矢に似てるところから名前があります。
矢生姜は薑(はじかみ)です。
筆生姜、芽生姜、一本生姜、軟化生姜など、別な呼び方もされます。

15cm程度に成長したら、茎元を太陽に当てると、紅色になります。
焼魚の添え物として、食べ終わったら、お口直しに食べます。
食後さわやかさを与えてくれる生姜は、一般的に「新生姜」と呼ばれ、
湯通しして甘酢に漬けたものを、薑(はじかみ)生姜と言います。

収穫時期で葉生姜、新生姜、根生姜などと呼ばれています。
品種は違っても、呼び方が変わってても、すべて生姜です。
料理に使う、調理方法に合わせた食材で、
収穫時期を変えて、名前が変わる珍しい野菜です。



生姜の種類は、世界に1,300種以上あると言われています。
原産は、はっきりしないようですが、インドらしいです。
ヨーロッパには、マルコポーロが持ち帰り、
香りで爆発的に人気が出た生姜です。
その後、新大陸発見で、生姜を持ち込んで栽培しています。

古事記にも登場する「はじかみ」は、生姜の呼び方です。
またサンショウも、「はじかみ」と呼ばれていたそうです。
区別するのに「くれのはじかみ」「ふさはじかみ」と呼ばれ、
辛いものの総称を「はじかみ」と呼んでいたようです。

生姜は中国の呉の時代に、入ってきたと推定され、
「くれのはじかみ」は「呉のはじかみ」のようです。
中国では生姜を、「生薑」と書かれていて、
「薑」の漢字の代用として「姜」が使われた模様です。

ショウガの呼び方
根ショウガ:10月に収穫した生姜の根です。

葉ショウガ:春に植付けて、8月後半頃から収穫します。
根が小さく「はじかみ生姜」で、谷中生姜が有名です。
葉っぱを食べるわけではありません。

ヒネショウガ:老成生姜、囲い生姜とも呼ばれ、
前年に、種生姜として、植え付けた根の部分を貯蔵して、
随時出荷され、繊維質で辛みが強くなっています。
ヒネショウガを植えて、芽が出てきたのが葉ショウガ、
新ショウガ、筆ショウガです。

筆ショウガ:新生姜を切り取ると、筆のようになっていて、
形から名前がついています。はじかみ生姜です。

囲いショウガ:ヒネショウガを一度貯蔵し、囲い生姜と呼ばれ、
出荷は12月と翌年3月、寒い時期は出荷されません。

新生姜の旬は、ハウス栽培が4月から8月頃で、
露地栽培が、秋口の10月から11月頃です。
本来なら旬は秋口ですが、
全国的に夏場が、旬として定着しています。


はじかみ


いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。

花が咲いたのを見たことがない、身近な野菜に、
サトイモとショウガがあります。

食用の生姜は、花が咲かないと思っていましたが、
日本では、40年して初めて花が咲いてるのを、
見つけた農家があります。それほど見られない貴重な花です。

東南アジアの生姜生産畑に行くと、見られるそうです。
見られると言っても、土から茎が出て花が咲きます。
小さくて見落してしまいます。

食べられる生姜の花の他に、ジンジャーの花があります。
ヨーロッパに、ジンジャーの大きめの花があります。
白い花が咲きます。写真が今、見つけられません。
また熱帯地方にも、ジンジャーがあります。
レッドジンジャーやトーチジンジャーや他の名前もあります。

ジンジャーエールは、10代から知ってる飲み物です。
アメリカ独立記念日は、軍の施設を開放してくれます。
でっかいマグカップで飲むコーヒー、
おしゃれな感覚のジンジャーエールの小瓶。
アメリカの豊かな生活に、憧れたものです。

真冬のストックホルムの、道路に面したバーで飲んでたら、
入ってくる人が、みな同じ注文。
バーテンダーに聞くと、ジンジャーと言ってました。
寒いから、ジンジャーで体を温めるのでしょう。



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