「芋は芋でも形が違う!」山芋、さつま芋、じゃが芋の不思議!花や植物の話!
山芋、さつま芋、じゃが芋が、旬を迎えると美味しいですね。
山芋、さつま芋、じゃが芋と「芋」の字が付きます。
形が、みな違います。食べ方も違います。
山芋は生でも食べられますが、じゃが芋、さつま芋は、
生で食べる話は聞きません。さつま芋は、蒸して干して
乾燥芋で食べられます。どうしてでしょうね、不思議です。
塊だから「芋」と、名前をつけたのでしょうか。
それならカブだって、カブ芋になるはず。
では「科」によって分けられたのでしょうか。
山芋はヤマノイモ科、さつま芋はヒルガオ科、
じゃが芋はナス科です。それぞれ、みな違う「科」です。
山芋、さつま芋は根っこですが、じゃが芋は茎です。
山芋は特に、いろいろな形があります。
さつま芋は寸胴型で、丸っこいのがありません。
じゃが芋は丸っこくて、長い芋がありません。
同じ「芋」と名前がついていても、形の違いがあります。
ますますわからなくなってきます。
ヤマイモは、長い芋や手のひらのような形や、デコボコの
カボチャのような形があります。
ヤマノイモ科には10属、約650種の植物があり、
ヤマノイモ属は約600種もあり、主に熱帯や亜熱帯に、
分布していますが、食用できるものを「ヤム」と総称し、
日本では「やまのいも」や「やまいも」と称しています。
ヤマイモは、いくつかの形があります。
同じヤマイモなのに、どうして形が変わるか不思議です。
芋の形から、長い形が長い芋(ながいも)または自然薯
(じねんじょ)手のひらのような形が銀杏芋(いちょういも)
大和芋(やまといも)徳利芋(とっくりいも)カボチャのような
形が仏掌芋、捏ね芋(つくねいも)大和芋(やまといも)
に分類されています。
また仏掌芋(つくねいも)は、京都府で「丹波山の芋」
石川県で「加賀丸いも」三重県で「伊勢いも」などと、
呼ばれています。
長芋は、原産地が中国(長いも、いちょういも、つくねいも)
から入ってきた芋です。日本の野山に生えてるのが(自然薯)です。
葉っぱのあるときに目印をつけておいて、冬場に掘り起こします。
同じヤマイモが、種々の変異があって「いちょう芋」は
「なが芋」の変形種ともみられ、ときには「なが芋」
が出来ることもあるそうです。また「つくね芋」から
「なが芋」や「いちょう芋」が出来ることもあるそうです。
「なが芋」でも、栽培中にイチョウ形の芋が、
出来ることは珍しくないそうです。形状の変異は遺伝的なものと、
土壌環境などの影響によるものといのれています。
各地で系統分離した品種が作られ、形の違う変異の芋が、
出来るのが大きな特徴です。
同じ長芋でも、突然変異で形が変わったみたいです。
いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。
ヤマイモは、中国の雲南地方が原産といわれています。
紀元前から食べられ、アジア一帯に広まったとされます。
日本へ入ってきたのは、平安時代と考えられているが、
資料はありません。
つくね芋の名前が、最初に登場したのは、
1600年代に栽培の記録があります。
自然薯は日本に自生していて「日本書紀」や「正倉院文書」に
暑預(じょうよ)という文字があり、やまの芋だと言われています。
植物の性質には、遺伝子に始まり、いろいろな事がおこるのですね。
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