久保田孝プロフィール

2009年02月21日 | 久保田孝プロフィール
1942年、東京小石川に生まれる。

1954年、明治大学付属明治中学入学と同時にマンドリン部に入部。
佐伯亮氏にマンドリンの手ほどきを受ける。明治中学・明治高校・明治大学と10年間マンドリンクラブに籍を置く。卒業後は、佐伯亮氏のもとでアレンジャーとして、また、マンドリン・バラライカ・レキントギターのスタジオプレーヤーとして活躍する。ソロパートを担当したLPレコードが 10数枚、主に日本コロムビアから発売された。 

1965年、三石精一氏に指揮法を師事。

1968年、旧西独カールスルーエ音楽大学指揮科にて、アルテゥール・グリューバー教授に師事。在学中、カールスルーエ、シュヴェッツィンゲンでの音楽会で指揮。

音楽大学に通う一方、DZO(ドイツ ツプフオーケストラ)の一員として、また、グロッツィンゲン第一マンドリンオーケストラの指揮者として活躍した。生前のジークフリード・ベーレント(ギタリスト)、コンラード・ヴェルキ(作曲家)、ヘルマン・アムブロジュース(作曲家)の各氏とも親交があった。
『セレナーデ(Op.12)とメヌエット(Op.11)』がドイツのトレッケル社から出版されている。また、『組曲第1番ロ短(Op.4)』はベーレント指揮、DZOの演奏でザールブリュッケンの放送局から放送された。

1972年、オーストリアの国際カリンティッシャー・ゾンマー音楽祭で、同音楽祭管弦楽団を指揮。同年ウィーン音楽大学指揮科にて、ハンス・スワロフスキー教授に師事。1972年、1973年の両夏に、同教授の『指揮者のためのマイスターコース』に参加し、2年連続して最優秀の成績を修めた。

1973年、ケルンテン管弦楽団を指揮した"ジュピター"が、ORFテレビを通して放映された。

1974年6月、ウィーン音楽大学を卒業。ウィーンコンサートハウスにてトーンキュンストラーオーケストラを指揮した卒業演奏会の『未完成交響曲』が地元紙 「Die Prese」 に好意をもって報じられ、大成功を修めた。

1974年7月、6年間に亙るヨーロッパ留学を終えて帰国。帰国後、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、群馬交響楽団、新星日本交響楽団、日本新交響楽団、ディベルティメント室内管弦楽団、その他アマチュアの習志野フィルハーモニー管弦楽団、東京楽友協会管弦楽団、明治大学交響楽団などを指揮した。

マンドリン界では、1976年以来7年間、青少年音楽祭、JMJコンサートでジュネス・ミュジカル・マンドリンオーケストラの指揮を務める。1984年、三重県の委嘱により、『第9回国民文化祭・みえ94』の為に作曲した『イセアーナ』を、又、1998年には、大分県の委嘱により、『第13回国民文化祭・おおいた98』のために作曲した詩的幻想曲『過去への祈り』を夫々初演して大成功をおさめた。

1993年に創立、主宰しているクボタ フィロマンドリーネン オルケスターは、定期演奏会の他、全国各地で行ってきた公演も好評を得ている。また帰国直後より、KMA(Kubota Musik Akademie)を主宰し、後進の指導にあたっている。

2002年12月、モスクワにて、ロシア・バラライカオーケストラの最高峰、オシポフ国立ロシア民族楽器オーケストラを、初の外国人指揮者として指揮。
2004年4月、ロシア・チェレポヴェッツ市で行われた、第5回ロシア国際民族楽器演奏コンクール「北方杯」に、撥弦楽器部門の審査員として参加。同年9月、リペック市で行われた、職業音楽家によるロシア民族楽器オーケストラ国際音楽祭に、クボタ・フィロマンドリーネン・オルケスターを率いて参加。同年11月、クラスノヤルスク市で行われた、第2回全ロシア・ロシア民族楽器指揮者コンクールに、審査員として参加。

2006年、第6回「北方杯」に審査員として参加。ロシアにおいて高い評価を得、同国での活躍の場を広げている。また、2007年9月にはギリシャで開催されたEGMA(ヨーロッパ・ギター・マンドリン協会)主催のヨーロッパマンドリンコンクールの審査員を務めた。

日本においても2005年、第1回大阪国際マンドリンコンクール&フェスティバルの審査委員長を、2006年、第2回大阪国際マンドリンコンクール(作曲部門)、及び前橋マンドリンフェスタ2006・マンドリン四重奏コンクール、2007年、日本マンドリン室内楽コンクール2007の審査員を務めた。また、日本マンドリン作曲コンクールは第1回から、日本マンドリン独奏コンクールは第11回から審査員を務めている。

現在、日本音楽著作権協会(JASRAC)正会員、日本作曲家協会(JACOMPA)会員、日本マンドリン連盟(JMU)顧問。クボタ フィロマンドリーネン オルケスター及び上智大学ソフィアマンドリーノ、明治高校マンドリン部、同部OB孝友会オーケストラ、山脇高校マンドリンクラブ、玉川聖学院ギター・マンドリン部の音楽監督。





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1 コメント

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2024-12-29 16:29:23
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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