沈み2.

開太極は、太極拳の『要(キモ)』です。

そのわけは、昨日も書いていますように
構え＝下ごしらえ。そういう要素が開太極にはあるからです。

さてさて、開太極の最大値が

ブログ題名の"沈み"となります。

これは、単に腰の上下というものにあらずで、
また、
ヘソの上下でもありません。

動作はそれでいいのですが、それに"氣"の操作が伴わないと
張子の虎となっちゃいます。

ですから、指導者の指導方法(生徒さんに伝える力量)におおいに左右されます。

沈むというのは、開太極の代名詞なんですよ。
つまり

➀技を安全に出せる環境をつくりだせる。
➁慌てなくても、急がずにも相手に対応できる空間および時間を確保できる。
➂心に余裕がうまれる。
➃相手の重心を浮かせることが出来る。
➄相手を自分側に取り込むことができる。

ぜひ、太極拳を始めだした方など初心者～中級者まで
できたら
認識してほしいです。

とくに九密式太極拳の生徒さんは
開太極の意味を深くとらえていただきたいと願います。