Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

すべての太極拳共通のシークレット・テクニック伝授の教室ブログ

自他共有感覚を持つー堺の太極拳PRO

2019年01月16日 14時49分49秒 | 天地人

頭の働き・身体感覚 → → → (a)自分の感覚(×)

→ → → 自他共通感覚(◎)


 当会は生徒さんの動き方のみをみて、あなたはこのように動いていますよとか、

 間違っていますと説明はまず行いません。

動作の分析は大事だと思います。でもそこじゃないんです。

ちょっと語弊がありますね、ちゃんと説明しましょう。

その人の、生徒さんの意識を見ているんです。それと動作と結びつけて生徒さんへアドバイスをしています。

例えば、生徒さんに"腕の角度は90度で"と言ったとしましょう。

この教えは誰にでも共通して理解できるんです。でもそれは、客観的に

見て取ったことを言葉にしているだけなんです。そこからは生徒さん自身の感覚は生まれません。

もし、感覚がおきたとしても、その人個人独自の感覚です。

それでは、その感覚がはたして正しいのか、間違っているのか、また

その途上なのか分かりませんよね。それが上の図の(a)です。

武術(当会での話ですよ)としてその実践を考えてみる際、私が高探馬は手刀はこういう角度で

突き出して・・・と指導したとしても、生徒さん自身が意識の中で

言われた通り動いてみても(高探馬)たいていの場合上手くいきません。

先生が正しい高探馬はこうだよ!

とお手本を見せた。その動きをそのまま直接意識して動くのではないのです。(当会はです)

どうするかというと、@@な意識や@@の感覚に置き換えてみる、これを重要視して教えています。

右手をふり出して、肘をこうやって、みたいな感覚(a)じゃなくて

別に私の感覚をともに体験した(共有できた)

@@の感覚する意識操作が必要です。さらに重要なのは、その感覚は生徒さん独自のもので

誰にでも当てはまらないという物ではありません。

生徒さんが感じている@@という感覚と

私が感じている@@という感覚は同一デス。

ここが九密式太極拳PROの根幹、肝となります。

新・基本アレンジクラス1.で分かってほしいのはまさにココなんです。

・ここから上級アレンジクラスの話

それは逆に、感覚ばかりに囚われていてもダメだよ!という事です。

正確に言いましょう。

"自分の感覚ばかりに意識を向ける"ことは、間違っていますよということです、

生徒さんならおわかりですよね。

私がレッスンで言っている事ですから。

《補足》

九密式太極拳①~④の意識は自分へ向ける意識。

⑤~⑨が相手に向ける意識。

大切なのは、一方通行ではないという事です。

意識は、両方向で動かしていきます。

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