Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

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本日は「上級アレンジクラス3.」レッスンでした

2019年06月12日 13時12分39秒 | 太極拳
・本日は、上級アレンジクラス3.

堤手上勢。

私が28歳ころのことですから、30年くらい前です。

太極拳の「堤手上勢」って分かり易いけれどなにか
モヤモヤして
理解出来ないと思ったものでした。

堤手上勢を本日のレッスンでも時間を割いてやりました。
がしかし、

堤手上勢そのものを教えたのではなくて
レッスンでは

それを使う空間を意識してもらってるものに終始したといえます。そういう
レッスンでした。

十字手とステディで相手のパンチを処理するという事も行い

つまりこのレッスン(上級アレンジクラス3.)は

パンチ処理なんです。
レッスンの中心はですよ。

ですから片手を掴んだり、相手の重心を崩したりもします。
おまけとしてですが。

堤手上勢を使うときに大事なことは
基本アレンジクラス③ ( 武術の基本入身・空間操作 間合)でのレッスンです。

この基本アレンジクラス3.の中で行う、相手との距離

距離を空間処理とおきかえて、距離にきたときに、それを物理的な空間=場所として
認識したときに
相手のパンチを処理することができます。

そこを理解するレッスンを今朝は行いました。


ブログでは、分かりにくい言葉を並べていますが
実際のレッスンではとてもシンプルに
理解できます。
言葉の限界ですね。

でも、もう少し説明していきます。
距離というのは
数学で言う「距離」の定義ではありません。

自分の頭頂部から上方へ上がります(意識が)
そこから自分を見下ろします。
その同心円となる

その縁周辺(円周というより円柱の曲面)を自分からの距離と理解して頂きます。

そういう意味の距離です。
さて、技はどこで出すか!!
そこを教えてもらって意識しておかないと技の出すタイミングはもちろん

技の効果はほぼ0ゼロになってしまいます。

テニスでフォワーハンドでボールをリターンする際のことを
考えて頂ければ
ボールに当てるだけだったらそんなに神経を使わなくてもいいですが

ボールをコントロールすることを考えればインパクトはどこであるか
というのは自ずと決まって来るものです。

太極拳の技もそれと同じですよ。

どこで技を出すのか、
どこでその技を出すという意識を決定しているのか
相手を見るという事は、そういう事です。
そこに気づいていない方は意外と多いものです。


ほとんどの人は相手をちゃんと見ていません。
卓球でも相手の返球をちゃんとみていても、返せないこともままあるでしょう。

武術の場合、"距離"をいろんな角度で認識して練習することは
無茶苦茶大事です。






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