Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

すべての太極拳共通のシークレット・テクニック伝授の教室ブログ

護身術として見る太極拳《No.2》 堺市ーKumitsu式太極拳PRO

2019年06月02日 09時06分15秒 | 天地人
太極拳の価値はどこに

私の太極拳を見る目(視点)が変わったのは

常識を疑う事からスタートしたことなんです。

攬雀尾でもそうです、

相手に何か作用をかけている、相手に技をかけに行く

相手を引っ張りに行く、相手を倒しにいく

これはそう思い込んでいただけで。

あっ! これってひっ張りこむんじゃないなぁ。そういう事なんです。

みんなやってるのは。

「引っ張りこむ」なんです。これはNG

正しいのは

「引っ張りこまれる」これはO.Kです。

常識的な教え、教科書の教え、正しい教えというのは一面的なモノで

当会は、常識を疑うことからスタートします。

教科書の教えは殆どしていません。理は、それは教科書にのっているから

私が教えなくても、答えはネットに出ているからです。

当会のしごと(学び)は、そうではなくて

本質をぶつける事なんです。

相手が倒れるという事は、「技=攬雀尾etc」ワザで倒しているわけじゃないんですよ
ということです。

それは技は、相手をコントロールできてから出すものだということだからなんですね。

☆護身は普通の方にこそ

自分のできないところ、体力、環境を把握することは
護身の第一歩となります。

自分一代で護身を身につけるとしたら

体重・体力・瞬発力・知力なども含む人間として恵まれた人は別として
とても難しいです。

ただし例外的なこともありますが。それは今回のテーマではないので触れません。
普通の方は
護身指導として「術理」を誰かに教えてもらわない事にはなかなか
身に染みないとおもいます。

技は(攬雀尾など)、套路は最初から教えていません
当会で受けられる最初のレッスン「新・基本アレンジクラス1.」では

14の形(99式)をサラーッとやりますが
あくまでもさーっと数回流すだけです。

ただし、さんたい三体式の「ステディ」と開太極はしっかりと
そのコンセプトは教えます。
護身指導の黎明だという事で、わたしは無茶苦茶大事にしているからです。

次に
「開太極」と距離(相手との)の関係を説明します。距離、つまり

間合は武術の本質であると同時に、ここをおろそかに教える事は考えられないからです。

なぜ各国が距離、コントロール技術を駆使してミサイルを開発してきたかを
考えてみればわかります、距離(間合い)の重要性が

ただ間合いは、新・基本アレンジクラス1.だけでは十分に時間がとれないため
基本アレンジクラス3.で改めて教えています。

まとめると、
護身術として当会では

技はあとから(最初から重要視していない)

開太極を理解出来るまで徹底的にレッスンで時間をとります

間合を大事にします

以上の3点をまず理解してもらい進めていくこと、これがスタートとします。

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