kuratakepara

paragliding in Amakusa

ピッチング練習

2013-06-25 09:17:10 | Tuesday Tip
通訳: Masami Yatsugi
Cross Country Magazine Tuesday TIP

Tuestips45
今週のTuesday TIPは、ブルース・ゴールドスミスからのアドバイスです。Cr<wbr></wbr>oss Countryマガジンの彼のコラム「イカリスティックス」に以<wbr></wbr>前掲載されたものです。
(ちなみにブルース・ゴールドスミスは、SIV bibleというiBookをiPad向けにリリースしています<wbr></wbr>。このTipを見て思い出したので購入しました。以前は日本では<wbr></wbr>買えなかったのですが、買えるようになったみたいです。iBoo<wbr></wbr>kなのでときどき更新もあるみたいです。日本語版の予定もあるら<wbr></wbr>しいのですが、翻訳者も決まっているとのこと(残念!))

... ::: ピッチング練習 :::

ピッチングを習得することは、良いパイロットになるための重要な<wbr></wbr>要素だ。

ピッチングの練習は自分のグライダーで始めることができる。ピッ<wbr></wbr>チングの練習はとても安全で、フライト中に地上からの高さが十分<wbr></wbr>にある時ならいつでも行うことができる(最低200メートルの高<wbr></wbr>さ)。(警告:穏やかな条件の時のみ行うこと)

まっすぐ前に水平状態で飛びながら、両方のブレークを同時に当て<wbr></wbr>てグライダーを減速させる。最初は20cmぐらい引いてみる。そ<wbr></wbr>の後すぐに両方のブレーキを解放すると、グライダーは自分の前方<wbr></wbr>にせり出してくる。

その後グライダーに追従してブランコのように体が前方に移動する<wbr></wbr>のに合わせて、緩やかに再度ブレークを引く。このようにしてピッ<wbr></wbr>チ方向の振り子運動に移行することができるようになると、きわめ<wbr></wbr>て楽しく遊ぶことができる。

そしてこのスイング(振り子運動)のタイミングや振幅をいろいろ<wbr></wbr>試すと、グライダーの挙動を理解し反応するトレーニングができる<wbr></wbr>。

最初はゆっくりとした穏やかな操作から始め、徐々に自信を付けて<wbr></wbr>からグライダーが自分の前方に走る量を大きくしていく。

フロントコラプスが起きるまでに前に走らせることができる量は意<wbr></wbr>外なほど大きい。ただし注意が必要だ。水平面に対してグライダー<wbr></wbr>が45度以上は下に走らないようにするべきだ。

スイングをすばやくかつ安全に思いのままに導入したり止めたりで<wbr></wbr>きるようになることが重要だ。

スイングに入ることと抜けることとの違いは、ブレークを当てるタ<wbr></wbr>イミングに過ぎない。習得するには練習しかないのはこのためだ。


Cross Countryマガジンの最新号は、www.xcshop.co<wbr></wbr>mで購入できます。

ビバークフライト事始め

2013-06-20 00:34:46 | Tuesday Tip

Tuestips44通訳者:Masami Yatsugi

翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP
(私もこの記事はCross Countryマガジンで興味深く読みました。軽くするためにレスキューパラは持たなかったそうです。)

今週は、Cross Countryマガジンの最新号に掲載されているFrancois le Henからのアドバイスです。

::: ビバークフライト事始め :::
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最初のビバークフライトをする際のアドバイスとしては、クロスカントリーで飛んだ経験がある地域を選ぶことをお奨めします。

すべてを知り尽くしている地域でも、ビバークフライトをすることは、正式なテイクオフや混雑したルートから離れた完全に未知の冒険になります。

また、自分のスキルに応じた行程を組むことも大切です。初心者の場合は、ランディングのない人里離れた場所には入り込まないようにします。タンデムなら特にそうです。

出発の前に、XContestを使ったり、Google Earthや地図で地形を確認したりしてルートを計画します。飛び仲間に相談することも忘れないでください。

最後に、毎日飛べるなんてことは夢にも思わないでください。歩くことはビバークフライトの大きな部分を占めます。私たちがアルプスで950kmのルートを飛んだ時は、その距離の3分の2を歩き、3分の1を飛びました。


サーマルソアリングの間違い集

2013-06-05 23:52:26 | Tuesday Tip
Tuestips41通訳:Masami Yatsugi
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP
今日は、遅れを取り戻すために2連発です。

今週のアドバイスは、ブルクハルト・マルテンスの新刊本「Cross Country Flying」からです。

::::: サーマルソアリングの間違い集 :::::
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クロスカントリーフライト中に犯した間違いは、1つ残らず後で代償を払うことになります。ここで紹介するのは、どんなことがあっても避けなくてはならない5つの典型的な失敗です。

● テイクオフが早すぎて、ぶっ飛んだり、早々とランディングしたりしてしまう。あなたは、サーマルがまだ弱く、サーマルの間隔が長いときに最初にテイクオフしてしまったのです。機体を畳んでもう一度テイクオフに上がった時には、コンディションは変化し、絶好の時間は過ぎていました。
● 大きな日陰の領域に入ったときにテイクオフする。あなたは周囲の雲を十分に注意深く観察しておらず、太陽のスイッチが切れている時にテイクオフしてしまいました。高層や中間層の雲は、低層の雲とは違う方向に動くことがよくあります。そのことに注意してください。
● ブレークにかかるテンションに注意を払っていなかったため、または旋回方向に好みがあるため、間違った方向に旋回してしまう。
● 必要もないのにサーマルの途中で旋回方向を変える。サーマルからはじかれてサーマルを見失ってしまいます。
● サーマル周期の終わりにテイクオフする。常に最適なタイミングでテイクオフできるように、テイクオフの準備は早めに済ませましょう。

「Cross Country Flying」(ブルクハルト・マルテンス著)は現在発売中です。

ルート計画

2013-05-24 00:26:21 | Tuesday Tip
Tuestips40
翻訳者:Masami Yatsugi
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP


今週(先週になっちゃった)のアドバイスは、新しく発売された「<wbr></wbr>Cross Country Flying」からです。
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::::: ルート計画 :::::

ルートを計画する際に守るべき基本的ルールがいくつかあります。<wbr></wbr>最も重要なのは以下のルールです。

1. 風上側を飛ぶようにする。リーサイドを長く飛ぶことは、消耗が激<wbr></wbr>しいし、危険です。
2. 日射を最適に受ける山肌に沿って飛ぶ。
3. 長いタスクでは、よく知られた”ハイウェー”に沿ってできるだけ長い距離を飛ぶ。"
4. 常に太陽を背にして飛ぶようにする。そうすると、次の山へは、日<wbr></wbr>射が当たっている面に向かうことになります。
5. 高層の風が強い場合は、アウトアンドリターンをあきらめ、追い風<wbr></wbr>で長い距離を目指す。

「Cross Country Flying」(ブルクハルト・マルテンス著)は現在発売中です<wbr></wbr>。

シンクから逃れる

2013-05-08 22:50:14 | Tuesday Tip
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP
とうとう周回遅れになってしまった・・・

今週(先週)のTuesday TIPは、購読者のみなさんに向けて今週飛び立つ予定のCros<wbr></wbr>s Country magazine 5月/<wbr></wbr>6月合併号に掲載のブルース・ゴールドスミスのIcaristic<wbr></wbr>sからです。

... シンクから逃れる

強いシンク空域に入った場合は、シンク帯をできるだけ避けるため<wbr></wbr>に上昇率がゼロのリフト帯やシンクが弱い場所を飛ぶことが必要な<wbr></wbr>場合もあります。

これは、イギリスのクロカンパイロットが強風の中、リッジを離れ<wbr></wbr>るときによく使うテクニックです。ご存じの通り、リッジの後ろに<wbr></wbr>はシンクがあります。したがって、サーマルの上昇が止まったとし<wbr></wbr>ても、そこから離れてシンクにすっぽり入るよりはゼロのリフトに<wbr></wbr>留まる方が賢明です。

強いシンク空域を抜けると、そのゼロのリフトがほどよく上昇する<wbr></wbr>サーマルに戻る可能性もときにはあります。

このテクニックは、台地や高地から離れる場合に特に有効です。広<wbr></wbr>い空域で空気全体が下降している場合、そこを抜ける唯一の方法は<wbr></wbr>、シンクが小さい領域に留まりながら、風と共に移動することです<wbr></wbr>。

高地を離れるときに広い範囲で下降する空気がある場合、切り抜け<wbr></wbr>るための最善の方法は、バブルサーマル(または、ゼロのリフトや<wbr></wbr>弱いシンク)を見つけて留まることです。