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paragliding in Amakusa

ポイントオブザマウンテンを飛ぶ

2013-03-24 10:02:00 | Tuesday Tip
翻訳者:Masami Yatsugi
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP

誰もが知るエリア、アメリカのポイントオブザマウンテンは今、露天採鉱による危機にさらされています。昨年小社から出版した「Classic Routes」の中で、Nick Greeceはこのエリアでのクロスカントリーフライトについて寄稿しています。ここは彼のお気に入りエリアの1つです。

ポイントオブザマウンテンを飛ぶ

ユタ州ソルトレイクシティに行き、おそらくアメリカで人気ナンバーワンエリアのポイントオブザマウンテンを訪れずして「アメリカで飛んできました」と言うことはできないでしょう。

このエリアでは飛ぶ人のコミュニティが発展しており、何とパラグライダーショップまであります。これはアメリカ全体を見回しても極めて希な例です。

ここほど様々なニーズを満たす場所は世界でもほとんどないでしょう。ビギナーからXCマニアまで、ポイントオブザマウンテンはあらゆるレベルのパイロットを受け入れるエリアです。ここには何十年もの飛行の歴史があります。

午後には安定した北風が入り、夕方遅くまでソアリング可能な状態が続きます。

地元の代表的なクロカンルートは、ポイントオブザマウンテンからオリンポス山、またはその逆の23キロのルートです。

代表的なルートのいくつかは絶好の条件の日にしか達成できませんが、このルートは、なんちゃってクロカンパイロットでも、スクール機でも到達できるルートの1つです。

ここを飛ぶには、実際には3つのサーマルが必要ですが、それぞれのサーマルの間で典型的なトランジションを行う必要があります。このトランジションの際、パイロットは確固としたクロカンの決断をする必要があります。また様々なバリエーションがあるので、いつも面白く飛ぶことができます。

条件は終日安定しているので、9時5時のサラリーマンが仕事の後にやって来てそれなりのクロカンフライトを楽しんだりすることもできます。あるいは時間に余裕があるのであれば、午後1時に来て風下に100km以上飛ぶことも可能です。

ポイントオブザマウンテンからオリンポス山へのルートは、何度経験しようが、間違いなくすばらしいルートです。

ポイントオブザマウンテンを破壊から救うキャンペーンの詳細と、この場所を守るためにあなたが貢献できる方法については、savesteepmountain.orgを参照してください。




今週はあなたの上司に向けたアドバイスです。以下をそのままメールにコピぺして上司に送信してもらっても構

2013-03-13 21:57:44 | Tuesday Tip
Tuestips31_2
翻訳:Masami Yatsugi
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP

今週はあなたの上司に向けたアドバイスです。以下をそのままメールにコピぺして上司に送信してもらっても構いません。
(訳注:会社だったら、会議室でプロジェクタに映して見たいですね)

上司へのメール(例)

お疲れ様です。
ちょうど今聞いたところなのですが、今年のレッドブルXアルプスは、1,000キロ以上のレースになるそうです。

昨日、主催者から発表があり、今年は2011年のレースよりも20%近く距離が延長されるとのことです。つまり、今年はさらに感動的になり、片時も目が離せなくなるということです。

したがいまして、私は7月7日から常時インターネットにアクセスする必要があり、オフィスではあまり皆さんのお役に立てなくなる予定です。期間は約2週間です。

会議の予定には私を入れないようにしていただけると大変助かります。万が一、やむを得ず会議に出席したとしても、たぶんスマホに没頭しているはずです。何か聞かれても、うわの「空」です。大変申し訳ございませんが、ご理解いただけますでしょうか?

7月の終わり頃には通常の業務態勢に戻る予定です。

何卒よろしくお願いいたします。

赤井牛男

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お使いの機体

2013-03-09 12:00:00 | Tuesday Tip
通訳:Masami Yatsugi
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP

今週のTuesday TIPは、「サーマルフライング」(ブルクハルト・マルテンス著)からです。

::: お使いの機体 :::

上手に飛ぶには、パイロットと機体がかみ合っていなければなりません。言い換えれば、飛ぶことが楽しくなければなりません。

そのためには、受動的安全性がパイロットの経験レベルに対応しており、かつ十分な性能を備えている必要があります。

最近の機体はどれも非常に似通った最小沈下率を持つため、サーマルの一番上を獲得するのは、ベストウイングではなく、ベストパイロットです。

性能の違いが目に見えるのは滑空時であり、それも高速滑空時です。向かい風に向かってトップスピードで滑空するときは極端な違いが見られることもありますが、追い風の場合は機体の性能の違いは、あまりはっきりしません。

高性能の機体でどきどきしながら飛んでいるパイロットは、スポーツクラスの機体で自信を持って飛ぶ場合よりも使いこなせる絶対的な性能が少なくなります。これは、(スポーツクラスの機体であれば)パイロットの心理の中で、機体の心配に気を取られるのではなく、飛び方の戦術や計算に利用できる割合が大きくなるということが理由です。

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非常用キット

2013-03-02 19:12:32 | Tuesday Tip
通訳: Masami Ya
tsugi
Tuestips29
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP

今週のアドバイスは、Barry Robertsからです。このアドバイスの詳細については、Cr<wbr></wbr>
oss Country Magazine の次号(3月/<wbr></wbr>4月号)に掲載されるワイルドな場所でのフライトに関する記事を参<wbr></wbr>照してください。

非常用キット(ベルトキット)の準備

ジャングルを探検する人たちは、ジャングルで道に迷うことに備え<wbr></wbr>て、「ベルトキット」と呼ばれるポーチに救命装備を入れて常に持<wbr></wbr>ち運んでいます。ベルトキットはすぐに取り出せる場所に持つよう<wbr></wbr>にしてください(木にぶらさがったときなどでも)。

ベルトキットに入れるべきものを以下に示します。

ライター
笛 - 救助が必要な場合は3回鳴らします(イギリスとヨーロッパでは6<wbr></wbr>回)
手鏡 - 信号送信用
デンタルフロス - ツリーランのときに地面に降ろしてロープを引き上げるため
小型ヘッドランプ
マルチツール(十徳ナイフ)
コンパス
予備の電池
高エネルギー食品(アドベンチャーレース向きのもの)
ラップ(半ロール分の長さ)
包帯
携帯薬
服用中の薬
身分証明書/パスポート/現金/クレジットカード/保険証券
隠した現金 - 助けが必要なときに物を言います。米ドルであれば世界中で通用し<wbr></wbr>ます。
筆記用具
このリストに応急処置用のキットがないことは意外かもしれません<wbr></wbr>が、これ以上持ち運ぶことは現実的ではありません。
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Barry Robertsは、Wilderness Medical Trainingの公報担当部長(commercial director)です。

ウィンドシアーによるタービュランス

2013-02-21 00:37:49 | Tuesday Tip

Tuestips28
翻訳版:Cross Country Magazine Tuesday TIP

今週のTuesday TIPも、「サーマルフライング」(ブルクハルト・マルテンス著<wbr style="font: 13px/17px &quot;lucida grande&quot;, tahoma, verdana, arial, sans-serif; text-align: left; color: rgb(51, 51, 51); text-transform: none; text-indent: 0px; letter-spacing: normal; word-spacing: 0px; white-space: normal; orphans: 2; widows: 2; background-color: rgb(255, 255, 255); -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px;"></wbr>)の新版からです。

ウィンドシアーによるタービュランス 翻訳者: Masami Yatsugi


風の方向や速度がある高度で急に変化することをウィンドシアーと<wbr></wbr>呼んでいます。

山岳地帯でよく見られるウィンドシアーは、バレーウィンドと上空<wbr></wbr>の本流がそれぞれ違う方向から吹いているときです。

そのようなウィンドシアーで起きるタービュランスの強さや範囲は<wbr></wbr>、風速によって異なります。ほとんどの場合、シアーは軽い揺れと<wbr></wbr>してしか感知できませんが、2つの強い風がぶつかるような極端な<wbr></wbr>場合はかなり荒れることもあります。

ウィンドシアーは、逆転層がある場合によく発生します。逆転層の<wbr></wbr>下と上では風向が異なる場合が多いからです。