何日か前のエントリーにも書きましたが、kurogenkokuは埼玉県の『コミュニティービジネス支援検討会』の委員を拝命しています。
先週の会合では『創業事例』について、「埼玉県創業ベンチャー支援センター副センター長のSさん」を中心に意見交換がなされました。
『埼玉県創業ベンチャー支援センター』はこちら
http://www.biz-startup.pref.saitama.lg.jp/
ホームページ中にある『企業支援事例』をもとに、これらの『事例企業』の『成功要因』や『今後の課題』等について説明がありました。
会合に出ていなくても、これらの企業の『成功要因』を類推するだけで、『創業支援能力』を身につけるためのトレーニングになると思います。
もちろん、すべての企業が成功しているわけではありません。
どの企業にどのような課題が残っているのか考えてみてください。
それはさておき。
会議の中でSさんが『事業展開上の一般的な課題』として以下の3つをあげていました。
①顧客開拓がうまくいかない
②資金繰りがうまくいかない
③人件費、家賃、支払利息などの経費がかさみ、固定費が出ない
ほとんどの創業者はなんらかの『夢』を持って創業します。
しかし成功する企業家はごくわずかです。
言葉は適切でないですが、失敗する企業家のほとんどは『どんぶり勘定』でビジネスを行っています。
「この事業は儲かるに違いない」
成功をイメージするのは大切なことです。
でもその「成功」を収めるには、何が必要なのか。
それを整理するのが『ビジネスプラン』です。
「自分が生活していくためにはいくら必要なのか」
「そのためには毎日何人のお客さんにいくらずつ買ってもらえばいいのか」
「そのお客さんを確保するためにはどうしたらいいのか」
これだけ考えるだけでも相当マシです。
『ビジネスプラン』と聞いただけで難しく考えてしまいます。
そんな時、kurogenkokuは『そのために』という言葉を繰り返すことをアドバイスしたいです。
明確な目標を定めたら、『そのために』を繰り返し、具体的なアクションに結びつけるだけです。
ビジネスを立ち上げたものの、思ったように顧客が開拓できず、資金繰りが回らず、固定費が支払えない。
このようなケースは、まさに『ビジネスモデル』が壊れている状態と言えます。
こんな相談者がきたときに、一時的に『運転資金』を融資して「延命措置」を講じようとする「支援担当者」も多いはず。
「延命措置」を講じることは重要なことです。
kurogenkoku自身も「お宅はもう無理です」などといって、無視するようなことはしません。
しかしながら重要なのは「延命措置」を講じる際に、『修復したビジネスプラン』を経営者と一緒に考えることができるかどうかです。
確かにすべての企業が再生するなどという神がかりなことは不可能でしょう。
でも何も考えなければ「延命措置」を講じて経営者を『火の車』に追い込むことになります。
それよりも苦労してプランを考えれば、たとえ失敗しても『傷口を最小限に押さえることができる』はずです。
『ビジネスプラン』そのものは「成功するための目標」になります。
「目標のない経営」なんでないじゃないですか・・・。
当たり前のことを長々と書きつづってしまいましたが、本当に「当たり前のこと」ができているかどうか振り返ってみてください。
これについては「埼玉県創業ベンチャー支援センターのSさん」も熱く語っていました・・・。
次回は関連して「倒産危機」の話についても、書いてみたいと思います。
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