モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

事例Ⅲのダイアログ(その1)

先週土曜日、戦友T.Sさん、S.Iさん、それとkurogenkokuの3名で2次試験事例Ⅲのダイアログ(対話)を行いました。
私の「事例振り返り」をたたき台に「出題の趣旨」を熟読して、さらに事例Ⅲを深堀りしたつもりです。
来年度の試験対策として残しておきたいと思います。
*欠席されたN.Sさんも見てね、

事例Ⅲの問題はこちら
http://www.nipponmanpower.co.jp/add/train/cyuushou/answer2004-02/data_files/cyu_2nd_q3_041012.pdf

診断協会発表の「出題の趣旨」はこちら
http://www.j-smeca.or.jp/exam/pdf/su0808-3.pdf

モトログ「事例Ⅲ振り返り」はこちら
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/52.html
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/54.html
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/55.html


第1問
食品関連の機械製造業におけるC社の特徴を、戦略的な観点から、(a)取引面について1つ、(b)生産面について2つあげ、それぞれ50字以内で述べよ。

(出題の趣旨)
本問は、問題文の情報から、食品関連の機械製造業の業界情報、C社の経営資源に関する情報等を適切に読み取り、食品関連の機械製造業とC社の状況を適切に比較・分析し、戦略的に重要な要素を抽出できるかなど、情報把握能力情報分析力を問うものである。

(モトログ振り返り解答)
(a)
取引面:他の食品関連の機械製造業と異なり、ユーザーと直接取引を行っているので顧客ニーズを収集しやすい。
(b)
生産面:同業他社と比べカップ麺の蓋の溶着が早い装置など、合理化、省力化機器の開発技術が優れている。
生産面:一貫した生産工程を社内に保有し、顧客の希望で機能や形状をカスタマイズして生産することができる。


~ ここからダイアログ開始 ~

まずこの設問を考えるにあたって「出題の趣旨」には「戦略的に重要な要素を抽出できるか」とある。
この「戦略的に重要な要素を抽出できるか」とは何か。素直に考えれば「SWOT分析」でいうところの「強み」であろう。
(a)の取引面の「強み」とは何か。与件から抽出できる「強み」はやはり「メーカーとの直接取引を行っていること」で異論はなかろう。

ここで、もう1つ。
「出題の趣旨」には「情報把握能力」「情報分析力」と書いてある。
「メーカーとの直接取引を行っていること」は与件から導き出された「現象面での強み」、すなわち問われているところの「情報把握能力」である。
もし「情報分析力」をこの解答に落とし込むのであれば、「メーカーとの直接取引を行っていること」が「C社にとってどんな影響をもたらすのか」まで含めなければならない。

私はそれを踏まえて
「ユーザーと直接取引」 → 「顧客ニーズを収集しやすい」との答えを導き出した。

ここから「3人よれば文殊の知恵」のはじまりであ。
なぜを繰り返してみる・・・。

この会社の取引先(主な顧客)は「大手・中堅メーカー5社」である。
しからば「顧客ニーズを収集」はすでにできているのではないか?
では「ユーザーと直接取引」がもたらす別の効果とは・・・。
「大手・中堅メーカー5社」への「技術的提案」である。

よって3人が導き出した答えは以下のとおりである。
(a)
取引面:他の食品関連の機械製造業と異なり、ユーザーと直接取引を行っているので技術的提案を行いやすい。


生産面については、上述の解答でおおよそよいのではということに落ち着いた。


こんな調子で少しずつ書いていきます。

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