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企業経営理論(経営戦略 part1)

今回から「経営戦略」に入ります。
「経営戦略」については前々回取り上げた【経営計画と経営管理の体系】の中の④番目に位置づけられています。
ここではその「経営戦略策定プロセス」について取り上げますが、「木を見て森を見ず」にならないよう、よく体系を理解してください。

【経営戦略策定プロセス】
経営戦略策定プロセスは以下のようになります。
①経営理念、経営目標の明確化(前回説明)
②環境分析(SWOT分析など)
③事業ドメインの選定
④戦略代替案の作成、検討、選択
⑤経営計画(前回説明)


①、⑤については前回触れました。
つまり戦略策定プロセスとは経営理念、経営目標との整合性を図りながら、経営計画に落とし込むまでの一連の流れということができます。ここでは②環境分析(SWOT分析)、③事業ドメインの選定、④戦略代替案の作成、検討、選択について取り上げていきたいと思います。

【環境分析(SWOT分析)】
SWOTとは強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威 (Threat)のことです。
これらは以下のように分類できます。

(内部環境分析)
内部資源の分析では、人・モノ・金・情報などが分析対象の項目として挙げられます。
そして強み、弱みを分析していく中で、成功するコアコンピタンスが自社の内部にあるかどうかを見つけます。
 ①経営資源分析の視点・・・アーカーが提唱
  ・業績分析:ROI、成長、鍵となる成果領域
  ・戦略レビュー:過去の戦略の狙い、差別的優位性
  ・戦略上の問題点:戦略の実施にダメージを与える要因
  ・内部組織:構造、人材、企業文化、タスク、システム
  ・コスト分析:持続的コスト優位、経験曲線(後日登場)
  ・プロダクトポートフォリオ分析(後日登場)
  ・財務上の資源の制約
  ・その他の強み弱み
 ②価値連鎖の分析(バリューチェーン)・・・M.ポーター提唱
  価値とは「買い手が企業の提供するものに進んで支払ってくれる金額」です。
  ポーターは企業そのものの価値連鎖は5つの主活動と4つの支援活動から成り立っていると定義しています。
  ・5つの主活動
   1.購買物流 2.製造 3.出荷物流 4.販売・マーケティング 5.サービス
  ・4つの支援活動
   6.全般管理 7.人事労務管理 8.技術開発 9.調達活動
  
(外部環境分析)
外部環境分析とは、企業が自らの利益をあげる能力に影響を与える環境をいいます。
 ①マクロ環境要因
  経済、技術、政治、法律、社会、文化など
 ②ミクロ環境要因
  顧客、競合他社、流通業者、供給業者など
これらの変化を観察し、関連する機会と脅威を整理していきます。
ここで外部環境とは「企業が統制不可能な環境」であることを認識しておいてください。
 ③ポーターの5つの競争要因(ファイブフォースモデル)
  ポーターは業界の競争状況を規定する要因として5つあげています。
  これについては後日「競争戦略」のところで整理します。
 

次回も経営戦略について整理します。
  

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