ゴールまであと一歩というところで取り下げるのは勇気のいること。
どうもkurognkokuです。
当たり前のことですが、効果の見込まれない設備投資は行うべきではありません。
ものづくり補助金の計画策定支援をしていた製造業。計画書もほぼ完成し、最終打ち合わせを行っているところでした。
その席で社長が・・・。
「kuroさん、実は。取引先の担当者と話をした段階ではこの設備投資により新規受注が取れる見込みだったのですが、先日上席の方と話をしたらあまり感触がよくなかったのでちょっと悩んでいます。もしかして投資をしても効果はほとんどないのかもしれません。」
私は言いました。
「いいじゃないですか、提出する前にわかったんですから。もう少し取引先とお話しして見込みがあれば申請するし、見込みがなければ申請するのをやめましょう」と。
たぶん提出すれば採択されてしまいそうな出来映えです。
隣に座っていた銀行の担当者は少し残念そうな表情を浮かべましたが、これも企業のためです。同銀行の支店長にはkurogenkokuからもその旨を報告し、理解していただきました。
玄関まで見送り、深々と頭を下げている社長さんを見て「これも企業支援なんだ」とあらためて感じました。
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