５年戦争

平成２６年７月２８日（月）　　　　　晴れ





　このところ、くるみがいなくなることがありました。どうも家のどこかから外に脱走しているようです。足の裏が汚れているのと、壁に沿って歩くノラのようなしぐさから分かってはいました。そんな不良娘に育てた覚えはないので、父ちゃんは心中穏やかではありません。


　昨夜、外に出ると屋根の上からくるみがご機嫌で声をかけてきます。呼んでも一度自由になったくるみは腹が減るまで家の中には入ってこないので、構わないで寝ました。

　その後１時頃に屋根の上を音を立ててアピールしながら歩いて寝室の窓の外で「ニャーニャー」鳴いています。入りたいのかと窓を開けるとなかなか入ってこないので、めんどくさくなって窓を閉めてまた寝ました。その後もクルミのアピールは続きましたが、家に入ってから小言を言われるのが分かっているので入ってこないことが容易に予想されます。無視して寝続けました。


　今朝、案の定どろぼうだらけになって家に入ってきました。妻がくるみを洗います。



毛がフサフサのくるみは洗うと半分位に小さくなります。気のせいか目つきも悪くなったみたい。



　さて、どこから脱出したのか不思議に思っていたところ、ある部屋の小窓が空いていました。その部屋に入る戸がいつも少し（ネコの幅ほど）開いているのでくるみが出入りしているとは思っていましたが、その部屋の障子の向こうの小窓が開いていたとは。さすが家中の隅々まで知り尽くしているくるみの情報網です、早速窓を閉めてさんかけました。


　その後くるみの逆襲です。まずは窓が開かないので、窓の手前の障子が切り裂きジャックにボロボロに引き裂かれていました。次にその部屋の座布団にキツ～い香りのマーキングです。これにはらをたてたばあちゃんが、戸を開けられないようにつっかえ棒で応戦です。





この部屋はお茶のみに来た年寄りの社交部屋なので、絶えずくるみと年寄りの縄張り争いの戦地となっております。戸を開かなくしても障子を破って侵入するので、下の障子は破れない紙が貼られています。




　くるみが我が家に来てから続く５年を超えるこの争い、この後何年続くのだろう？？？