現在、くっしーは、以前ジャンクで買って、修理したDELLの24インチのモニターを使用しているが、こいつは、HDCP対応していない。最近、自宅のテレビも無事に地デジ化されたので、PCにも地デジチューナーカードやBDドライブも欲しいかなと思い始めていた。
そんな訳で、試しにヤフオクをのぞくと、ジャンクの26インチLCDモニターが安く出ている。症状は、『電源が入り一瞬だけ画面が表示されます』、、、ああ、バックライト回路のどこかが壊れて、インバーターの保護回路が働いた時の症状と同じだな。別の原因の可能性も有るけど、予想通りなら比較的簡単に治りそうな気もする。
入札してみると、そのままの価格で落札された。落札価格2300円也(税込2415円送料込4305円)。最近は26や27インチのモニターも2万位に成っているので、ジャンクなら安くないと、治す労力と見合わないから、この辺が良いところだな、、、

【↑電源が入り一瞬だけ画面が表示される26inchジャンクモニター】
先週の木曜日、夜20時過ぎに物が届いた。症状を確認すると、説明通り、電源を入れると、コンマ何秒か『Acer』の表示、一旦消えて、今度は『信号が有りません』表示の後コンマ何秒かで消える。試しにPCからDVI端子につないで、電源を入れ直すと、Acer表示の後、デスクトップ画面がコンマ何秒か出てすぐ消える。
念の為、蛍光灯スタンドを画面にくっつけて照らしてみると、画像が写っているのがかすかに見える。どうやら予想通りバックライト系の問題のようだ。

【↑蛍光灯で照らすと画像が写っているのが見える】
あまり遅くに広げると中途半端になるのだが、何となくちょっと開けて様子を見て見たくなったので、ちょっとだけ開ける事とした。

青枠の化粧板を、赤い出っ張りの所から、力づくで開ける。

架台を止めているネジ4本を外し、架台を上方向にずらして外す。

前後のプラスティックのカバーの止めネジ1本を外す。

本当はエポキシ接着剤の付属のプラスティック製のヘラみたいなのが有ればベストだが、無いのでマイナスドライバーを、突っ込んで前後のカバーのはめ込みを外す。

前カバーが外れたところ。

下にはスイッチ基板が挟み込まれているので、手で抜いて外す。

後ろカバーは液晶パネルにネジ止めされているので、赤○のネジを左右1本づつ外す。青丸の所はネジが付いてなかった。コストダウンの為か、、、

背面のシャシーの鉄板のネジを4本外す。青○のコネクタも抜く。

こんな感じで2ピンのコネクタが刺さっている。何のコネクタだろうか?

冷陰極管のコネクタを6個外す。

液晶パネルと、シャシーを開いた所。まだ真ん中のフレキ2本はつながっている。

26インチ(正確には25.5インチ?)液晶パネルの型番。CHI MEI OPTOELECTORONICS社製のA260J1だそうだ。

フレキコネクタのロック板を爪で引っ掛けて外し、フレキを2本抜く。

シャシー側が外れたところ。赤丸のネジを9本外す。
制御基板と電源基板の2枚構成。残りはLCDパネルの所の基板とスイッチ基板のみ。DELLの24インチに比べてだいぶ年式が新しいので、格段に基板が小さく、枚数も減ってコストダウンが進んでいる様子がうかがえる。

制御基板にはコネクタがシャシに共締めされているので、ロックネジを含めて6本外す。スイッチのフレキもスイッチ基板側で外しておくと良い。

制御基板表面。LSIの多機能化が進んで、主な制御LSIはQFPの2個だけ。後はメモリーと電源まわり。裏面には主要部品は無し。

電源基板の表側。写真で上が通常の12V、5V電源部。下側半分は冷陰極管用インバーター部分。

基板の表面に仕様が書かれていた。入力100-240V対応。5V/4A、12V/1.5AのDCと冷陰極管へはAC1023V/6mA 12Lampsだそうな。1000Vオーバーじゃ下手なテスタでさわれないな、、、、

電源基板の裏側。上2/3が冷陰極管用のインバーター部分。その1000Vを作るスイッチング電源の制御ICが基板の真ん中に有る。スイッチングレギュレターの構成はフルブリッジタイプに成っている。絶縁強化の為か、はたまた、埃の付着による漏電・発火防止の為か、出力のコイルの先の高圧側のパターン部分にシリコンゴム?らしき物が塗布してある。
両方の基板を目視で良く眺め回してみるが、目視で判るような異常は残念ながら見つからない。

しょうがないので取り敢えず様子を見る為、新聞紙で絶縁して、基板をバラックで接続して電源を入れてみる。

すると、『あれ?点いてる!?』なんか良く判らないが、ちゃんと正常に点灯するようになった。う~ん、地デジテレビに次いでこれも訳判らず治るのか?ちょっとしっくりしないが、症状が出なくなったのでは、回路を追い掛けられないのでしょうがない。まあ治ったのなら良いんだけどと思いつつ、一旦元通りに組んでみる。
がしかし、そう何度も上手くは行かない。基板をシャシーに組み、LCDパネルに組み上げると、初めと同じ症状になる。そうだよな~、毎度毎度簡単には治らないよな~、、、、

プラスティックカバーのない状態でシャシーがLCDパネルに付いた状態で、良く眺め回してみると、一番下の冷陰極管への配線に、プラスティックカバーに噛みこんだ後を発見!これか?!
1000Vが来てるので、下手にさわれないので、適当な棒でケーブルをつついて見るが余り症状はかわらない。う~ん、ここが怪しくはあるけど、ちょっと噛みこみが浅いから断線してるかどうかは微妙な所だな、、、、後で被覆を切り開いてみるか、、、
と言う事でこの日はだいぶ遅くなり、これ以上は、明日の仕事に差し支えるので、続きは又暇な時に気が向いたら、、、、
2012.9.27(10/5)
26インチモニタージャンク 分解・検証
26inchモニター修理 その2
26inchモニター修理 その3
そんな訳で、試しにヤフオクをのぞくと、ジャンクの26インチLCDモニターが安く出ている。症状は、『電源が入り一瞬だけ画面が表示されます』、、、ああ、バックライト回路のどこかが壊れて、インバーターの保護回路が働いた時の症状と同じだな。別の原因の可能性も有るけど、予想通りなら比較的簡単に治りそうな気もする。
入札してみると、そのままの価格で落札された。落札価格2300円也(税込2415円送料込4305円)。最近は26や27インチのモニターも2万位に成っているので、ジャンクなら安くないと、治す労力と見合わないから、この辺が良いところだな、、、

【↑電源が入り一瞬だけ画面が表示される26inchジャンクモニター】
先週の木曜日、夜20時過ぎに物が届いた。症状を確認すると、説明通り、電源を入れると、コンマ何秒か『Acer』の表示、一旦消えて、今度は『信号が有りません』表示の後コンマ何秒かで消える。試しにPCからDVI端子につないで、電源を入れ直すと、Acer表示の後、デスクトップ画面がコンマ何秒か出てすぐ消える。
念の為、蛍光灯スタンドを画面にくっつけて照らしてみると、画像が写っているのがかすかに見える。どうやら予想通りバックライト系の問題のようだ。

【↑蛍光灯で照らすと画像が写っているのが見える】
あまり遅くに広げると中途半端になるのだが、何となくちょっと開けて様子を見て見たくなったので、ちょっとだけ開ける事とした。

青枠の化粧板を、赤い出っ張りの所から、力づくで開ける。

架台を止めているネジ4本を外し、架台を上方向にずらして外す。

前後のプラスティックのカバーの止めネジ1本を外す。

本当はエポキシ接着剤の付属のプラスティック製のヘラみたいなのが有ればベストだが、無いのでマイナスドライバーを、突っ込んで前後のカバーのはめ込みを外す。

前カバーが外れたところ。

下にはスイッチ基板が挟み込まれているので、手で抜いて外す。

後ろカバーは液晶パネルにネジ止めされているので、赤○のネジを左右1本づつ外す。青丸の所はネジが付いてなかった。コストダウンの為か、、、

背面のシャシーの鉄板のネジを4本外す。青○のコネクタも抜く。

こんな感じで2ピンのコネクタが刺さっている。何のコネクタだろうか?

冷陰極管のコネクタを6個外す。

液晶パネルと、シャシーを開いた所。まだ真ん中のフレキ2本はつながっている。

26インチ(正確には25.5インチ?)液晶パネルの型番。CHI MEI OPTOELECTORONICS社製のA260J1だそうだ。

フレキコネクタのロック板を爪で引っ掛けて外し、フレキを2本抜く。

シャシー側が外れたところ。赤丸のネジを9本外す。
制御基板と電源基板の2枚構成。残りはLCDパネルの所の基板とスイッチ基板のみ。DELLの24インチに比べてだいぶ年式が新しいので、格段に基板が小さく、枚数も減ってコストダウンが進んでいる様子がうかがえる。

制御基板にはコネクタがシャシに共締めされているので、ロックネジを含めて6本外す。スイッチのフレキもスイッチ基板側で外しておくと良い。

制御基板表面。LSIの多機能化が進んで、主な制御LSIはQFPの2個だけ。後はメモリーと電源まわり。裏面には主要部品は無し。

電源基板の表側。写真で上が通常の12V、5V電源部。下側半分は冷陰極管用インバーター部分。

基板の表面に仕様が書かれていた。入力100-240V対応。5V/4A、12V/1.5AのDCと冷陰極管へはAC1023V/6mA 12Lampsだそうな。1000Vオーバーじゃ下手なテスタでさわれないな、、、、

電源基板の裏側。上2/3が冷陰極管用のインバーター部分。その1000Vを作るスイッチング電源の制御ICが基板の真ん中に有る。スイッチングレギュレターの構成はフルブリッジタイプに成っている。絶縁強化の為か、はたまた、埃の付着による漏電・発火防止の為か、出力のコイルの先の高圧側のパターン部分にシリコンゴム?らしき物が塗布してある。
両方の基板を目視で良く眺め回してみるが、目視で判るような異常は残念ながら見つからない。

しょうがないので取り敢えず様子を見る為、新聞紙で絶縁して、基板をバラックで接続して電源を入れてみる。

すると、『あれ?点いてる!?』なんか良く判らないが、ちゃんと正常に点灯するようになった。う~ん、地デジテレビに次いでこれも訳判らず治るのか?ちょっとしっくりしないが、症状が出なくなったのでは、回路を追い掛けられないのでしょうがない。まあ治ったのなら良いんだけどと思いつつ、一旦元通りに組んでみる。
がしかし、そう何度も上手くは行かない。基板をシャシーに組み、LCDパネルに組み上げると、初めと同じ症状になる。そうだよな~、毎度毎度簡単には治らないよな~、、、、

プラスティックカバーのない状態でシャシーがLCDパネルに付いた状態で、良く眺め回してみると、一番下の冷陰極管への配線に、プラスティックカバーに噛みこんだ後を発見!これか?!
1000Vが来てるので、下手にさわれないので、適当な棒でケーブルをつついて見るが余り症状はかわらない。う~ん、ここが怪しくはあるけど、ちょっと噛みこみが浅いから断線してるかどうかは微妙な所だな、、、、後で被覆を切り開いてみるか、、、
と言う事でこの日はだいぶ遅くなり、これ以上は、明日の仕事に差し支えるので、続きは又暇な時に気が向いたら、、、、
2012.9.27(10/5)
26インチモニタージャンク 分解・検証
26inchモニター修理 その2
26inchモニター修理 その3
分解作業・・・
本当にスゴイですね・・・
いつも関心してしまいます。
私もそんな技術があったら・・・
そんなに大変な事じゃ無いと思いますよ。せっせとネジを外していくのと、ネジが無くなってはめ合いになったら、少しづつ隙間からのぞいて、適当に構造を推測して、多少力を掛けたり、様子を見ながらやれば、だいたい分解できますよ。後はバラした順番を忘れない事位でしょうか。きっとAndromeda Galaxyさんにも出来ると思いますよ。
家で何か壊れて買い換えたら、壊れた方は、捨てても良いはずだから、試しにバラしてみると、だんだん要領がつかめてきて、その内、すぐ出来るようになりますよ。
まさに、習うより慣れろという訳ですね!
何事もチャレンジですね!