次のターゲットは、東の空から次第に高度を上げてきたM45プレアデス星団を撮影することとした。比較的天頂付近は薄雲に襲われることが少ないのだが、それでも時々薄雲がかかり、せっかく長秒露出しても使えないコマもいくつか出来てしまった。そんな中、なんとか薄雲の影響の少ないコマを集めて画像処理してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/74/5722892f520a40998d6774417ed5b969.jpg)
【↑M45プレアデス星団(すばる) おうし座の散開星団】
SM-R125S/D:130 f:720 PL40mm 18倍 SP赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 PowerShotS90 F:2.0 f=6mm Noise減算:ON
Iso3200:128秒x8枚x50%+32秒x8枚x10%+Iso1600:128秒x6枚x40%
35mm版換算で504mm相当 撮影場所:新潟県妙高高原市
撮影日:2012/9/17 02:40-04:13
Registax/YIMGでコンポジット→YIMGで回転、862mm相当にトリミング
(58%)→FlatAideでかぶり補正→GIMP2でトーンカーブ・サイズ調整
今回、ちょっと気になる所もあって、試しに2分のコマはIso3200と1600で各10コマづつ撮影してみた。使えたのはIso3200で8コマ、1600で6コマ、加えてIso3200で32秒のコマも8コマ程加えてある。
写りとしては、いつものメローぺからのガスに加えて、マイアから上の2つの星に流れるガスや左上の星に流れるガスもかすかではあるが、その流れが判る感じには写った。その他のアルキオーネをはじめとする主要の星の周辺もガスが写ってる感じでボワッとしているのだが、どうもいまひとつガスのディテールがはっきりしない感じである。
M45のガスのディテールまで写そうとすると、2分じゃ厳しいのだろうか?或いは、PL40mmの場合、視野角が狭く、倍率が低いので、解像度がとり難くなる方向だからだろうか?
これから寒くなって、M45は条件が良くなるので、次回、高い場所からでも、挑戦してみたいものだ。
2012.9.17 (10/2)