本日は未知の渓だ!この渓はヤマトイワナの密度が濃いことで有名だが、片道9km以上2時間の歩きが待っている。
宿泊場所のバス停駐車場を5時前に出発、「自己責任」の林道バリケードを退けて通行止めゲートまで1時間、ゲート脇の駐車場は既に車が一杯だった。全てが釣り氏では無いらしい、ここは登山道の入り口でもあるからだ。
林道に沿って流れる渓の色は乳白色、この色何処かの渓で見覚えが有る。そうだ福島の土石流に襲われた渓の色だ!一抹の不安もあったが上流に進むにつれて色が薄らいできたので一安心。駐車場に居た監視員の話によると下流部の枝沢でやはり土石流(山が貫けたと表現)が発生したとのことだった。
6時、上流の取水堰に向けて出発。約2時間の歩行だ!取水堰までは、ご覧のような緩やかな登りの林道が続いておりアップダウンが無いだけ楽だった。
約2時間後、取水堰に着いて一休み。私は手前の枝沢に入る予定であったが、地図上に有るはずの橋が橋桁を残して消えていた。本流を渡って行けばよいのだが、浅くても流れが強いので断念した。
ふと取水堰脇の溜まりに目をやる渓魚が走った。しかし、後にも先にもこの渓で渓魚を見たのはこれきりだった。
取水堰より上流に向けて釣り上ったのだが、対岸に渡るのに恐怖心を感じる速い流れでFlyを振り込めるポイントはほとんど無く、数少ないポイントも反応は一度としてなかった。
ここまで来ると林道は無く川通しも危険な流れなので、トボトボと撤退。途中、2組の釣り氏に出会ったが反応はほとんど無いとの答えだった。
駐車場より約10分の所にある「延命水」。この他にも湧き水は数箇所あり、この林道沿いは水筒不要だ!
往復約21km、27000歩、6時間の苦労は報われず、帰路は雨にも祟られ散々な釣行となってしまった(泣)
それにしてもバンブーロッドの呪いか?2日間渓魚の顔を見られなかったのは初めてだ!