先週の釣果に味を占めて?再び南アルプスの渓に単独釣行です。
今回は開田高原(木曽)でのイブニングも兼ねて長野県側からのルートを選択しました。
バス発着点の駐車場は既に満車状態、「この中に釣り人が何人いるのだろう」と不安を抱きつつ眠りに着いたのですが・・・。
暑い、標高約800mなのに下界と変わらないじゃありませんか。やっと眠りに着いたかと思ったら、隣の車が登山j準備をする音で目が覚めてしまいました。まだ4時ですよ、始発のバスは6時5分発「もう少し眠らせてくれ」と思ったのですが一度目が覚めてしまうと眠れません。
仕方なく準備を整えバス乗り場へ向かうことにしました。しかし、早起きのおかげでバス待ち3番目です、しかも本日登山客が多いので始発時間が6時前になりました。ラッキーです。山梨県側からのバスは7時15分にならないと峠に着かないし、バス待ちの乗客の中に釣り人らしきは私一人、渓独り占め、一番乗り決定です
標高差約1200m、バスの運転手さんの観光案内(山の話ですが)を聞きながら目的の峠には7時前に到着、峠より山梨県側へ入渓点を探しながら下り始めると登山者とは明らかに違う格好の男性が足早に下ってきます。
もしや釣り人???声をかけたところ「昆虫採集」の返答で一安心、緩やかな傾斜より渓に降り立ちました。
源流釣行用に購入したフィッシングベスト兼ディパック(バック部分は取り外し可能)
気が焦っていたのでしょうか、堰堤二つ上流部に入渓してしまったので先週Aoさんが尺イワナを上げた堰堤下まで下りいよいよ釣り開始です。
この堰堤下プール(減水状態なのでただの溜まり)反応は頻繁にあるのですがフッキングしません。
減水のせいなのか腕が悪いのか(後者でしょう)約1時間粘ったのですがFlyを銜えることは一度もありませんでした。
南アルプスイワナ(ヤマトイワナ?)
最初の出逢いは堰堤上のプールでした。クルージングしていた魚の鼻先にフライをポトリと落とすと一瞬動きが止まり、疑いの目でFlyを見つめていたので少し動かしたところパクリ、ロッドを通して伝わる感触はとても強烈でした。
精悍な表情です
7Xのティペットなので無理が出来ません。慎重なやり取りの後ネットインしたのは28cmの南アルプスイワナ(ヤマトイワナ?)でした。
減水状態の堰堤上プール
減水のためプールとは名ばかりの溜まりです。この様な場所に大小さまざまなイワナがクルージングしているのだからたまりません。
ただ、先週見えた大きなサイズ(40cmクラス)が見当たりません。底に沈んでいるのか、それともエッサマンに抜かれてしまったのでしょうか?
まるでゼリーに包まれているようなイワナ
その後も、反応は頻繁に有るのですが中々フッキングしてくれません。Flyを小さいサイズに変えればよいのでしょうが、視力の衰えた私には流れの中で見え辛くなってしまいます。
水量が少な過ぎです。イワナもかなり警戒心が強くなっています。
良く見るとかわいい目をしてますね
しかし、中には警戒心の薄いイワナ君もいるようで、このイワナ君キャンプ場下の堰堤プールに1尾だけクルージングしていたのですが、私が居るのをわかっていながらFlyの誘惑に負けて口を開けてしまいました。
キャンプ場近くの枝沢です。涼しそうですね!?飲めそうですが、飲まない方が無難でしょう。。。
最終堰堤プール。ここは魚影が濃いです。
最終堰堤プールで1時間あまりの間に、こんなサイズが5~6尾。フラットな水面なので#16まで下げないと反応が渋かったです。
この後、堰堤上流部で1尾追加、尺こそ出ませんでしたが良型サイズ二桁釣果(フッキングしなかった数は倍以上)に満足し15時発のバスにて下山しました。
バスを待っている間は涼しく爽やかな風が吹いていたのですが下のバス停に下り立つと外気温33度、風は生暖かく、嫌になってしまいます。約1時間でこんなにも違うものなのでしょうか?標高2000mが恋しい。。。
さて、ここから第二ラウンドの開田高原に向けて79kmを移動したのですが、とても良い道路のお陰で1時間40分ほどで移動できてしまいました。決して飛ばしたわけではありませんよ・・・車の流れに乗っていただけです。。。
イブニングはこのサイズ(22cm)を最高に、1時間で二桁釣果でした。
ライズは散発で、ここも減水の影響なのでしょうか、今一つ物足りなかったです。
ただ、今日1日で30尾程の渓流魚がフッキングしてくれたので贅沢ですよね!?
この後、近くのレストラン「桜笑楽(さわら)」にて遅い夕食(昼食?)を取り帰路に着きました。
どの渓もまとまった雨が欲しいところです。