5時10分携帯電話のアラームで目を覚ます。布団を抜け出すと布団に潜り込んでいた猫が迷惑そうに私の顔を覗き込む。階下に降り、2匹の猫にエサをやる。何時も会社に行く前と変わらないスケジュールだが、ここから先が違う。そう、今日は2009年シーズン初釣行日だ。朝の気温3度、昨日降った雪の影響は大丈夫だろうか?
6時、タックルを積み込み自宅を出発する。釣行場所に選んだのは、2月16日に解禁した千曲川本流(川上地区)だ。若かりしときオフロードバイクに跨り、三国峠、十国峠、ぶどう峠越えで何度となく訪れたことがあるが、確か釣りをしたことはない。しかし、Aoさんが既に2度釣行しており、渓流魚と対面している。どうにかなるだろう。
上信越道佐久IC経由で途中南相木川の様子を窺い10時前に川上村役場上流に到着する。丁度Aoさん、Tanaさんが準備中だった。この時点の温度0度。しかし、風がないので思っていたほど寒さを感じない。周りの景色はモノトーンの世界。川面を見渡すがライズのラの字もない。果たして渓流魚は遊んでくれるのだろうか。
10時過ぎ、目の前の流れにニンフを沈めるて2時間、生命反応なし。この時点の水温5度、フライマンが一人居ただけで、他に釣り氏は見当たらない。魚が居ないのだろうか。
大深山橋下流へ移動する。こちらにはエサ釣り氏が数人居たが釣れている様子はなかった。水温は6.5度に上がったが、この場所も生命反応なし。ここまで、3人ともアタリすらない。
最後に、昨年Aoさん、Tanaさんが尺イワナを上げた支流に移動する。堰堤上のプールは半分結氷しており、水温は4度と低い。解禁日、Aoさんがこの場所で3匹のイワナのクルージングを目撃したとのことだが、今日は留守のようで反応はなかった。
堰堤下流部に入渓したAoさんが31cmのイワナを釣り上げたが、Tanaさんと私は撃沈に終わってしまった。
今シーズン渓流魚と対面できるのは、何時になるのだろうか。