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相対性理論を楽しむ

2006-01-13 | 本・映画
アルバート・アインシュタイン博士による『相対性理論』に関する本を
読みました。
なぜ今アインシュタイン?と唐突な感じがしますが、事の始まりは年末(?)の
朝日新聞に載っていたアインシュタイン博士に関する記事の中の『時間は伸縮
する』という一文でした。

『時間が伸縮するってどういうこと。。。?』

今までもアインシュタイン博士には興味を持っていて、TV番組の特集などで
取り上げられたりすると見ていました。けど相対性理論に関しても以前どこかで
番組を見たり記事を目にしたりしていたはずですが、これといって記憶には
残っていない。。。
何となく興味はあるけれど理解してるというには程遠い状態。そんな休眠状態
だった私の知的好奇心をこの一文が一気に目覚めさせました。
「時間のあるこの時期に一度本を読んでみよう」
そう思って近所の本屋に早速GO!しかしアインシュタイン関連の本は皆無。
仕方ないので『Amazon.co.jp』で検索して購入しました。

私の購入した本は『相対性理論を楽しむ本~よくわかるアインシュタインの
不思議な世界~』というもの。(タイトル長!)
この本は『特殊相対性理論』から『一般相対性理論』『宇宙論』までを幅広く
やさしい言葉でわかりやす~く解説している、いわば『入門書のための入門書』
のような本です。
数式、専門用語などは極力使わないで語り口調で解説しているため、おバカな
私でもとっつきやすかったです。(^^;

で、読みました。なぜ『時間は伸縮する』と言えるのか?という部分を。
ここで解説するにはえらい文字数を要してしまいますので止めますが(^^;
本の内容から引用すると『「光速度一定」だけが絶対の基準』であって、
『動いているものの時間は遅れる』、『誰が見ても同じ尺度、同じ進み方に
みえるような、絶対的な時間というものは、じつはないのです。あるのは
相対的な時間、それぞれの人の立場で捉えるそれぞれの時間だけだ、という
ことです。』だそうです。

これだけ読むと何が何やら?って思うかもしれませんが、本文では動いている
電車の中での時間と地上でそれを見ている観測者の時間の進み方の違いを、
例を用いて分かりやすく説明していたので、私でも何となくわかったような気に
なりました。。。この『何となく』が大事!(笑)本書はそれこそが目的ですからね。

まだ簡単なほう、と言われる『特殊相対性理論』の章をちょうど読み終わった
私ですが次からは、著者も言葉だけで説明するのは難しいと言っている『一般
相対性理論』の章に進みます。果たして理解できるか?(^_^;

この本の中ではアインシュタイン博士の生涯についても少し触れているの
ですが、原子爆弾は博士の理論を用いて作られこそしましたが、博士自身は
その開発にはほとんど関与しておらず、愛する日本への原爆投下に心を
痛めた、というのを読み、改めて博士への愛着というか愛情がわきました。
そして『自己の責任を痛切に感じていた』という博士の胸の痛みを思うと、
胸が締めつけられる思いがしました。アインシュタイン博士をはじめ多くの
科学者たちの発見・発明が人を殺し合う道具に用いられるのは何とも悲しい
現実ですね。

********

「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界
佐藤勝彦 監修 PHP文庫 定価:本体476円+税
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2 コメント

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我が家にも。。。 (O-TA)
2006-01-14 00:12:20
「誰にもわかる アインシュタインのすべて」という初心者向けの文庫本があります。

読んだ時は"何となく"理解できた気になったけど、後で思い出そうとしてもなかなか思い出せないというか、言葉で説明するのが難しい。。。そりゃ世紀の大天才の考えたことをそう簡単に理解できるわけはないんだけど(^^; 不思議な世界だわ。。。
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誰もが (kiyo)
2006-01-17 17:50:58
通る道なのかね(^_^;)<うちにもある

面白い世界だけど、私もやっぱり読んでる時はふむふむと納得するけど

後で思い出そうと思ってもあやふやでうまく内容を思い出せなかった。(笑)

やっぱり天才の領域だね。

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