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ついに『もしドラ』に手を伸ばす

2010-11-15 | 本・映画
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
私がこの本のことを知ったのは、確か今年の初め頃、我が職場にいろんな問題が起こり始め、いわゆる職場崩壊が起こり始めた時のことでした。
多分最終的に私が助けを求めるのは、この本になるだろうなと、その時漠然とそんな思いを抱いていました。
それからというもの、この本、そしてこの本の土台となっているドラッカーという人物にずっと興味を抱き続けてきました。

それから月日が流れ、職場のままならない状況についに我慢の限界を迎え始めていた最近、週刊ダイヤモンドという雑誌で、その気になっていたドラッカー氏の特集が組まれ発売されました。
これはまず、とっかかりとしてはいいんじゃないか?気になっていたドラッカーという人物を知る上でもいい機会だ♪と思った私は、迷わずその雑誌を手に取りました。
そして。その雑誌を読み終えてすぐに、この『もしドラ』を購入しに本屋へ走った私でした。(笑)

やっぱり私にとってはこの『もしドラ』、そしてドラッカー氏の思想は大変役に立つものでした。

『もしドラ』には今の我が職場がなぜこのような問題に陥ったのか?その根本的原因とも思えることがとても分かりやすく記されていましたし、特に重要な『これから先、どうしていくべきなのか?』そのヒントにもなりうることもたくさん、詳しく書かれておりました。

まあ、簡単に言ってしまえば我が職場の問題というのは、組織を正しくまともに運営出来るマネージャーが存在していない!ということに原因があり、あとこれはコーチングにも通じるところがあるのですが、人の強みを生かした組織運営がなされておらず、出来ない人にいつまでも出来ないことを求め続けている今の現状に問題がある!ということ、なんですけどね。

また、文中に出てきた『無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許さない。決して許さない。彼らはそのような者をマネージャーに選ぶことを許さない。』。。。これが一番私たちが主張し続けてきたことで、私たちが会社側へ当初から訴え、求め続けてきたことでもあったので、私たちのしてきたことは間違いではなかったんだ!と、その正当性をも裏付けてくれるようなこの一文に出会えたことは、とっても勇気を与えてもらえました。

この本の小説としてのストーリーにも最後には涙。。。した私でしたが、別の、マネジメントについて書かれてある部分においても感銘を受け、涙することが度々ありました。私たちが求めていることはまさに、こういうことなのよ!。。。まるで私たちの心境を全て承知の上で書いてくれている。。。そんなふうにも思えることがいっぱいで、折れかけていた心も再び前向きにさせてもらえました。本当に感謝です。 (;;)

この『もしドラ』、簡単に言えば、ドラッカー氏が書いた『マネジメント』という本を、小説というフィクションという形を用いて分かりやすく解説してくれている本なのですが。
こういう本を、組織を管理・運営する立場にある方が率先して手に取り、実践していってくれたら、下で働く者はどんなに幸せに働けるか。。。と強く思いましたねぇ。

でも残念ながら、そういう立場にある方々は、まず自分に課せられているその責任、役割について自覚していない方々がほとんどで、そういった積極的行動に出ることもまずないに等しい。。。これがどの会社でも起こっている悲しい現実なのでしょうね。
でもいち社会人として、本来はそういったことにもっと責任を持つべきですよねぇ?

で、この本を読んで、我が職場が向かうべき方向性も見え、あ~したらいいんじゃないか?こ~したらいいんじゃないか?というアイデアもいっぱい得られ、壮大な構想(笑)をも漠然とながら頭の中に描き始めた私ですが。
残念ながら私はそれらアイデアを実践していこう!と決断を下せる立場にはないし、ただのいちスタッフに過ぎない。。。これがなんとももどかしいところです。
もし私にその権限があれば、いくらでもバッサバッサと(笑)決断して、大改革をしていけるのに~!

でもここで私がそう愚痴っていても、それだけでは事態は何も変わらないし何も動いてもいかない。
自分に出来る方法で着々とその実現に向けて動いていかなければ、な~んにも変えられないんですよねぇ。

ということで、頭の中に思い描く理想の実現に向けては、これからも粛々と行動していこう!と心新たに誓った私ですが。ま~これからの道も、大変厳しいものになることは間違いないでしょうねぇ。(^^;
なんたってその実現に向けては、これから説得していかなければならない人たちもた~んまりといることですし、まずはこの思い・考えを周りの人々、そして上層部の方々にも理解してもらわなければならない。。。決して容易いことではないでしょうね。

でも理想の実現が先か?私の身が滅ぶのが先か?という際どい状況にも来ているので(-_-; 、前向きに取り組んで行きたいと思います。。。

まずは再度この本を読み直し、要点を書き出して、プレゼンのための資料作りでも始めてみましょうかねぇ。そしてドラッカー氏の『マネジメント(エッセンシャル版)』も改めて読んでみようかな☆

********

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎夏海
ダイヤモンド社
定価:1,600円


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2 コメント

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自ら変化を起こすべし! (たなべ)
2010-11-19 01:44:54
をを、ドラッカー!
kiyoさんのブログでドラッカーの話題が出て驚きましたが、仰るようにこれは必然だったのかも知れませんね。
「もしドラ」の次のドラッカー本ですが、私は同じダイヤモンド社の「はじめて読むドラッカー」シリーズをお勧めします。「エッセンシャル・ドラッカー」の名の通りドラッカー氏の数多ある著書の中からエッセンスを集めたような本なので密度が濃くて良いですよ。
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ドラッカー理論に触れたのであれば、是非とも自らの手で変化を起こすべきです。変化を起こしてもなおkiyoさんを悩ませている問題は解決しないかも知れませんが、その活動はkiyoさんのキャリアにきっと重要な意味を持つことになると思うのだ。
ではまた
返信する
をを! (kiyo)
2010-11-20 18:22:57
たなべさんもドラッカーをご存じなんですね!
涙が出るほど力強いお言葉、ありがとうございます。 (;▽;) 大変励みになりました!

たなべさんのような方が上司であったなら、どんなに良いか。。。と思ってしまいますが、残念ながらウチの上司は。。。(涙)

でも私はじめ、今の状態を問題だ!と感じている子たちと共に、私たちも自分たちに出来ることを粛々と行って、改善に向けては行動を起こしています。
昨日もある子は会社の担当者とお話し合い。私も最近、小さいながらも変化を起こすべく、文書で問題提起いたしました。

こういった行動を取り続けて早半年以上が経ちますが、なかなか状況は変えられなくて。。。
ただ最近は、こうした地道な活動の成果も出始めてきて、一筋の光も見えてきました☆

今の状況をひっくり返すほどの大きな変化を起こすには、まだまだ私自身も学ばなければならないですし、力を付けなければと思いますが、このドラッカー氏の理論に出会えたことは私自身にとっては大きな収穫でした♪たなべさんのおっしゃる通り、私の今後のキャリアにも繋がることと思います。(^-^)v

今は更なる理解を深めるために『マネジメント・エッセンシャル版』を読み始めました!
私の中にもいろいろな構想・案が湧き上がってきたことですし♪理想の組織を作り上げるべく、今後もドラッカー理論、そして自分の強みを活かして、その実現に向けて頑張ります!
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