死んでしまう前の ネコの話です。
悲しい話が 苦手な方は ここで、ご遠慮下さいニャ。
にほんブログ村 すみません、嵐の話は ありません。
雅クンは 点滴で お腹、タポンタポンになって、帰って来た。
体がとても、重そうだった。
雅クンは、レイちゃんに絡まれて、仕方なく、自分のゲージ中に、帰った。
もう、いつもの「ゲージの上」に登る元気も なかったようだ。
けれど、やっぱり、居心地が悪かったらしく降りようとして、
落ちたらしい。
歩き方も ゆっくりで 時折、腰が抜けたようにふらついた。
雅クンは、結局、お風呂の前に 落ちついた。
もう、気温は 思い出せないけど
3月の終わりは そんなに暑くなかった。
ワタシは雅クンの 症状をググった。
いろいろググっていたら、猫が死ぬ前の行動に行きついた。
食べない。
飲まない。
ずっと、目を開けている。
冷たい床で寝る。(体温が下がると、冷たい所の方が心地良いらしい。)
それは、全て、雅クンの行動に当てはまっていた。
ああ、雅クンは 本当に、死ぬんだ・・・と、思った。
三女子が 寒いだろう、と、箱を持って行った。
そしたら、雅クンは そこに自分で入ったらしい。
それなら、と、ワタシは トイレを、横に置いた。
雅クンはそれを じっと 見ていた。
雅クンは、ゴロゴロと喉を鳴らして ワタシの手をたくさん舐めてくれた。
トイレを持ってきたお礼を言っているようだった。
いつも、適当にやめるのに、何回も、ずっと、舐めてくれた。
「それ」が、最後になるとは知らず、ワタシは 早々にそこを離れた。
だって、お風呂の前の 階段の下は 結構、寒かったから。
それから、ワタシは 落ち着かないので、タバコを吸ったり、猫について、ググったりした。
そして また、雅クンの所へ行ったけれど
雅クンは もう、ゴロゴロも言ってくれなかったし
ワタシの手を舐めても、くれなかった。
でも、午後に ワタシが留守の時、雅クンが 自分で、コタツに入ったそうだ。
三女子が ラインで知らせてくれた。
ワタシ達は また、元気になるんじゃないかと 喜んだが
しばらくして雅クンは また、部屋の隅の冷たい床に戻ったそうだ。
その夜の事は、他には あまり、思い出せない。
たぶん、みんなが各々、雅クンを 心配したんだと思う。
夜は ワタシと、次女子は また、リビングで雅クンと、寝た。
雅クンは もう、2階に上がる元気もなかった。
箱に入れても、すぐに、部屋の隅の床や、風呂の前に ゆっくりと、移動して行った。
<続く>
本日も お読み頂き、ありがとうございます。
人気ブログランキング ダラダラと、なかなか、進まなくて、ごめんなさい。
ひょっこり。
ひょっこり。雅クンが居なくなって、毎日、退屈そうなレイちゃんです。