昨日の雨から一転、五月晴れと言えるような青空の長野です。梅雨入りをした地方もあるようなので、こちらも週末頃からはそうなるのでしょうか。
今年は、猛暑で豪雨、スーパー台風とTVのニュースショーで話していましたので、こればかりは外れてほしいものです。
四国旅行3日目、5月16日の午後は、高知から琴平へ移動。金刀比羅宮へ「こうふく参り!」です。
高知を12時13分の列車に乗車。岡山行の特急列車は何と「アンパンマン列車」でした。大人でも楽しくなりますので、子供さんは大興奮だと思います。


列車は再び「大歩危・小歩危」を通ります。大歩危の駅には「祖谷のかずら橋」の縮小版がありました。


約1時間半ほど車窓の景色を楽しみながら、13時42分に琴平到着。ことひら温泉郷の宿に荷物を預けて、こんぴら参りに出発です。宿から5分ほどでこんぴらさんの参道でした。お土産屋さんを覗きながら参道登り口へ。


ここから金比羅宮(御本宮)まで785段の石段が待っています。
石段を登り始めて直ぐの脇道を入ると、「日本最古の芝居小屋」でこんぴら歌舞伎の「金丸座」があります。ただ、緩やかな坂道と石段を上ることになりますので、婆さんを宥めながら行ってきました。


金丸座は国の重要文化財で、毎年4月の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は全国に多くのファンを持っています。
参道に戻って本格的に石段に挑戦、婆さんは「金丸座に行った分だけ余計に疲れる!」と文句を言っていました。ただ、お土産屋さんなどが続いていますので気分転換や小休止はできます。


365段の石段を息を切らせながら上ると、最初の目標となる「大門」にたどり着きます。ここから上にはお店などはありません。


大門の前には茶店が出ていますので、清涼飲料水を購入し小休止。ここに茶店があるのは魅力的です。ご主人の話では「ここまでが厳しい石段、この先は少し楽になる」とのこと。それを励みにしていましたが!
大門から先は「桜馬場」で、春の桜シーズンは良い参道です。


両側には「百万円、二百万円」等と刻まれた石柱が立ち並んでいます。寄贈された金額にビックリしながら上がると「桜馬場西詰銅鳥居」が見えてきました。ここが次の目標になります。

ここは少し広場になっていて、トイレもあるので休憩場所には良い広場です。「神馬」もいました。ここまでは約500段を上がったことになります。
そこから約130段ほど上がると次の目的地「旭社」(国重要文化財)です。旭社までは629段。


ここは帰りにお参りすることにして、少し休んでから御本宮に向かう参道に向かいました。門は「樫木門」と言われるそうです。「いよいよ神域に入るなあ!」という雰囲気を感じました。


門を抜けて真っすぐ進んでいくと左手に最後の石段が見えてきます。ここを上ると御本宮です。何となく後光がさしてくるように見えましたが!

婆さんとゆっくりゆっく石段を上がり、「御本宮」に到着です。785段を上り切りました。私には手を引いてやるほどの親切心はありません。


金刀比羅宮の主催神は「大物主神」、海上交通の守り神とのことです。江戸時代から知名度は全国区で、「一生に一度は参りたい」という憧れの神社だったようです。本殿は1878年再建 。
私たちも「こうふく参り」。
その後、絶景とご対面です。この景色だけで石段を上った価値があると思いました。正面の山は飯野山、別名讃岐富士と言われています。


本宮の左手には休憩場所があったので、そこで石段上りを頑張った足腰のリハビリ。ここからの景色も楽しんできました。


帰りは休憩場所の前が下向道です。


下りなので楽と言えば楽ですが、膝には影響がありそうです。旭社の横に下りてきました。立派な社殿は見応えがあります。


婆さんもあまり疲れなかったようで、結構早く大門まで下りることが出来ました。街の景色が見えた時にはなぜか「ホッ」としました。参道には「重要有形民俗文化財」に指定されている大きな備前焼の狛犬。


また足湯や目を引く店構えの讃岐うどん店などもあったのですが、上がる時には「石段を上らなければ!」と言うことに気持ちが行ってしまい、それらを見ても写真に撮る余裕がありませんでした。


宿に戻ったのが4時半頃、約2時間半のこんぴら参り「こうふく参り」を無事終えることが出来ました。
今日16日、高知とこんぴら参りで歩いた歩数は、14,542歩。温泉と美味しい夕食でここまでの疲れを癒すことが出来たので、明日からの旅のパワーが充電できました。夜の温泉街に出かける元気はありません!
「ずくだせアルバム:香川:金比羅さんへ!」