今日は「枝打ち」を見ました。
この時期、作業されることの多いタルキ材用「台杉」の枝打ち。ん?台杉?タルキ?何ぞや?
詳しくは追い追いお話することにして、タルキ(垂木)は数寄屋建築などに使われる細い北山丸太。
細いと言っても直径4~5cmに成長するまで20年以上の歳月がかかる、じっくり、細く、長くの頑張り屋さん。
細くて節のない、真っすぐな木にするため下枝を切り落とす「枝打ち」と言う作業は欠かせません。
下界は35℃らしかった今日、涼やかな風がわたる奥山。
辺りにはきれいなせせらぎとカコン!カコン!というかまの音だけが響きわたります。
FさんとOさんはこの道25年と40年のプロフェッショナル、タルキとハシゴと人間が一体化して、それはもう神業の域。
休憩の間にもかまを砥ぎ、一日に20株ほどしか出来ないというこの作業。出来るだけ木を傷つけないように脚にも脚絆(きゃはん)をはめ優しく丁寧に行われていました。
次の枝打ちは2年後...今日、スッキリしたタルキ達はどんなに成長していることでしょうか...2年後また会おうね!!
幸い蚊に刺されることはありませんでしたが、作業のみなさんは腰に色んなものを付けていました。
かまを入れるケースや蚊取り線香~
結構重そうです。
Mさんが教えてくれました。昔は藍染の布を濡らして絞ってねじり巻きにして竹の筒に入れていぶしながら作業したそうです。
藍には虫除けの効果があるらしく、昔の知恵って素晴らしいですね。。。
山はこけそうになったりちょっとアドベンチャーでしたが、また行きたいです。皆さん、お疲れ様でした!!
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