TAMA - 春仕舞

一緒に眺めた桜は　一番美しい景色に思えた
見惚れるうちに顔は　桜と共に綻ぶ

腕をからめながら　天からの贈り物を浴びた春の宵
あなたの髪に舞うはなびらを　そうっとつまんで　肩にしなだれた



舞い散るはなびら　夜空に輝き
今年の春の幕を引く
雲よどうか月を隠さないでいて
もうしばらく見ていたいから



永遠(とわ)に続くと信じてた　あなたが居てくれるだけで良かった
数年の歳月が何を変えていったの？

どんなにつらくても春になれば　美しい桜が咲き乱れ
あの年に眺めた光景を　否が応にも思い起させる



舞い散るはなびら　夜空に輝き
今年の春の幕を引く
涙が堰切り　ぼんやり曇らす
悲しみで見ていられない

春は優しいなんて誰が決めたの？芽吹く季節とは裏腹に
切なさに身を切られながら　それでもまた春は訪れる



舞い散るはなびら　夜空に輝き　
今年の春の幕を引く
雲よどうか月を隠さないでいて
朝が来るまで見ていたい



2018/4/21撮影 Nikon D500

人気ブログランキング ←　ランキングに参加しています。ポチッと応援お願いします。

にほんブログ村 ←　こちらもポチッと応援お願いしますm(_ _)m