生命の風景画－珠壱(縁XIIIより)

この景色に色を落として　原野に新しい息吹
ＺＥＢＲＡの子供が走ってく　母の姿を追いながら

たおやかなる風は大地を撫ぜて　翼で空を切るＥＡＧＬＥ
太陽の輝きはキャンバスを乾かし　土に落ちる種が目覚める



渇きと潤いの螺旋にいきものたちは集い
ひとしずくの水が与えた全ての命　誰もが描きたかった風景画



ＧＮＵの群れが草原を横切る　音を立てて土を巻き上げ
雲の流れはいつの間にか止まり　過去と未来はつながった

恵みや愛　それは自然との共生　ゆるやかに刻まれてきた時間
誰もがみな　その身体を寄せ合いながら　ここに生きている光を飛ばして



渇きと潤いの螺旋にいきものたちは集い
覚えたばかりの生き方見せて小さな身体
ひとしずくの水が与えた全ての命　ここで　いまも　ここで　いまも　ここで



君がうまれた瞬間　新しい絵の具が重ねられた
渇きと潤いの螺旋に愛しい想いは満ちた
選ばれた一枚の美しい絵画の中に
歴史の色を置いて　まだ見ぬ明日へ輝きながら



2020/1/18撮影 Nikon Z6

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