いよいよ『福岡の夏』が始まります。
すでに各地でスタートしてる『夏への道』もあり・・・実力通り順当に勝ち上がってる高校もいれば、北では「優勝候補」、「田中まーくん」世代以上の実力があると云われていた『駒大苫小牧』が南北海道大会を前に敗退。
南では『沖縄水産』がまさかの初戦敗退・・・。一発勝負のトーナメントの怖さです。
久商も『春・九で福岡南部大会』を制覇し、この夏は追われる立場となる。
であるならば「俺たちはチャレンジャーだ!」な~んて下手に思わずに、「俺たちは福岡南部チャンピオンなんだ!どっからでもかかってこいや!堂々と迎え撃ちにしてやるぜぃ」ぐらいのプライドを持って戦って欲しい。
これは大好きなエントモさんの言葉です。
<夏に最後の大会となる選手たちへ・・・>
中学・高校・・・、この夏が最後の大会となる選手は全国に何人いるだろう。
この夏を最後に野球を離れる人もいると思う。
「最後は自分の納得する試合をしたい」 誰もがそう思う。
しかし、最後まで納得して引退していったものは一握りである。
高校野球で、負け知らずで引退するものは、全国で1校のみである。
しかし、敗戦しても「納得出来る負け」はあると思う。
全力を出しきって負ける。これはどうしようもない。
それが全力であると仮定すれば、その全力がそれまでにしか出来なかった2年半を悔いるべきで、その試合は悔いるべきではない。
終わってみて初めて一日一日の大切さを知る。
人間終わってから振りかえるのは得意である。
2年半後に振りかえるのではなく、一日一日の練習を振りかえれるチームは強い。
そんなチームが甲子園なり、中学であれば全国大会に行くことだろう。
野球には失敗がつきものだ。失敗は経験。悪いことではない。
野球は失敗を重ねる競技である。野手であれば7割凡退しても好打者と評価される。
守っていてエラーをする。その後が大切だ。
人間完璧は無い。人間のやる事にミスはつきものである。
それを分かっていながら、投手は野手のミスを心の中で許せない。
人のミスを自分のプレーで補ってやる。すると、いつか自分の窮地に人は助けてくれる。
エラーした選手は、心の中で恥じている。誰かが手を差し伸べるだけでその選手は救われる。
その救われた選手は、次に大きな恩返しをしてくれる。
しかし、手を差し出さないチームは、その選手は死んでしまうしその次も無い。 野球はそんなもの。
最後の夏を迎えたチームに必ず言う言葉。
「選手は試合を読むな!読むのは監督の仕事だ。選手は自分たちに出来る目先のプレーに徹しよ」
勝っているチームは、「勝てる・いける」と思った時点で負けへの道を進んでいる。
負けてるチームは、「やばい・追いつけない」と思った時点で、負け確定である。
試合を第三者的立場で考えるのではなく、そのプレー(目の前のプレー)を大事にしていけばよい。 野球は精神的なゲームである。
感情を押し殺し、普段のプレーをそのまま出す事に徹すれば道は開ける。
野球に神様は必ずいる。
普段の練習からまじめに努力し頑張った選手には、最後に微笑む。
不真面目に野球をしてきて、「最後の夏に力を・・」は都合が良い。
自分を信じろ。今までやってきたことを信じよう。
「納得」
甲子園に出て一回戦で負けて納得して幕をおろすのも、地区大会一回戦で負けて幕をおろすのも自分に納得出来るプレーが出来たなら、 同じ「納得」である。
今回、ひと区切りとなる選手達には、そういった試合になるよう祈る。
最後のアウトを取られ負けを確定してから泣け。
アウトを宣告され、ゲームセットまで全力で闘おう。最後までもがけ。
その仲間達は一生の宝となる。 作成 エントモ
最幸の仲間と最幸の宝を探しに行こう。
【今日の一枚】
久商OBチームが誇るセンターライン、攻守の要です。・・・失礼。“好酒”の要でした。
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