久商野球部OB会 連絡ページ

久商野球部の更なる飛躍を期待して、OBの皆さん方が現役野球部に
エールを送ります。

王監督

2008-09-26 21:18:59 | Weblog
 今年の野球界は一つの時代が終わった…。そう感じる年代なのでしょうか。
久商野球部が1985年夏の甲子園大会に出場した時は、清原・桑田の『KKコンビ』のPL学園が全国制覇しました。彼等は1年生の時から5季連続で甲子園に出場し、プロ野球に進んでも一流のプレイヤーとして活躍しました。入団時からいろいろとありましたが…。同期生の二人が頑張っていることが、人生においてとても励みになったことは私だけではないでしょう。その二人が今年同時に現役を引退することになりました。大変寂しく月日の流れを感じてしまいます。
 そして戦後のプロ野球の一時代を築いてきた『ON』がついに二人共ユニフォームを脱ぐことになりました。長嶋さんの引退試合は微かに記憶にありますが、王さんのホームラン記録は鮮明に覚えていますし、野球少年の目標であり憧れでもありました。
 メジャーリーグに数多くの選手が流出する中で、次の時代を担うスーパースターが出てきてくれることを切に願っております。本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

目的と目標

2008-09-23 00:21:55 | Weblog
【目的】
 成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。
【目標】
 行きつこうとして設けためあて。
【方法】
 しかた。てだて。目的を達するための手段。または、そのための計画的措置。
【手段】
 目的を達するための具体的なやり方。てだて。

 社会に出ると数々の困難、問題にぶつかりますが、その時どのような行動をとるのかで人生が大きく変わります。一番簡単な方法は『逃げる』ことではないでしょうか。誰にでも簡単に出来ますね。でもそうはいきません。問題を一つ一つ解決していかなければなりません。
 そういう意味で『高校野球』とは、社会人としていろんな問題を解決する力を付けるための一つの『方法』でもあると思います。もちろん目指しているのは『目標』である『甲子園』ですが、その前に『目的』を明確にすることが大事ではないでしょうか。

 私が在学中は「目的は人間形成。目標が甲子園なんだ」と当時の監督に教えられました。卒業して22年になりますが、その時の教えが有難い事に大変役に立っています(多分)。

 では甲子園に行くにはどうしたらいいのでしょうか。『手段』を考える前にまずは『現状を把握』することです。今の自分達の力を明確にすることです。出来ればいろんな角度からチーム、個人のデータを数値化するとわかりやすいでしょう。弱い部分を強化すればいいわけです。
 『訓練したつもり』が試合に負けてしまった。なぜ負けたんだ?と話し合い反省し、今度は勝つぞととりあえず練習しますね。しかし、当然ながら他校の選手も日々厳しい訓練をしています。大事なことは監督が意図しているプレー、ミスのない当たり前のプレーを当たり前に出来るにはどうしたらいいかを考え訓練することです。それが練習における一つの『手段』なんです。筋力をつける『手段』もあります。キャッチボール、素振りも『手段』です。もちろん試合に勝つための『手段』も数多くあると思います。
 
 選手の皆さん、『目標の夏の甲子園』出場目指すと同時に『目的』を忘れずに悔いのないように頑張ってください。
 
 長い人生の中で、わずか2年3ヶ月間しか高校野球ができないのですから。