久商5-2明豊
泉選手、逆転スリーランホームラン!!
昨日、雨天のため順延となっていた久商野球部(福岡1位)の初戦は、明豊(大分2位)を5-2で破りベスト8に進出。春の選抜甲子園大会出場の可能性があるベスト4まであと1勝とした。初回、守備のミスから明豊に1点を先制されたが、直後の攻撃で5番サード泉がレフトスタンドへの逆転スリーランホームラン。エース今村は明豊打線を6安打2失点に抑える完投勝利。準々決勝は10月30日(火)に長崎県営野球場で10時から行われる。
明 豊100 001 000=2 H6 E1
久 商400 000 10×=5 H7 E1
■1回表、四球とエンドランで1死1、3塁のピンチに1塁ランナーがスタートを切った。高村捕手はすかさず2塁へ送球したがランナーは立ち止まり1、2塁間に挟んだが送球がランナーに当たり、ボールがファールゾーンに転がる間に3塁ランナーがホームイン。
■1点を先制された久商はその裏、2者連続四球を選び1死1、2塁のチャンスに4番城戸。城戸は空振り三振に倒れるが打席には5番泉。泉が相手ピッチャーのストレートを振り抜いた打球は打った瞬間にそれと分かる左翼スタンドへの逆転スリーランホームラン。その後もランナーを1人置いて長打率ナンバーワンの7番権藤が、左翼越えのタイムリースリーベースで1点を追加し4-1とした。
■その後、両チーム無得点で迎えた6回表、明豊は四球のランナーをバントで送り3番打者のタイムリーツーベースで1点を返す。
■久商は7回裏、2番矢野がライト前に落ちるヒットで出塁。けん制悪送球の間に3塁まで進み、3番鳥巣がタイムリーヒットで貴重な1点を追加した。
■エース今村はこの試合もランナーを背負いながらのピッチングが続いたが、持ち前の粘りで明豊打線を抑える。最終回、2者連続ヒットのピンチも後続打者を3人で打ち取り8試合連続の完投勝利。
両翼100メートルの広い長崎かきどまり球場。風は右から左へと流れていた。乾いた金属音が響き渡った瞬間に確信しイスから立ち上がった。隣席のOBも「鳥肌が立った~!」と感動した泉選手の逆転スリーランホームラン。そして歓喜に沸く3塁側スタンド。素晴らしいホームランだった。あと1勝。野球の神様がこちらを向いてくれた。そして微笑んでほしい。きっと微笑んでくれる。心の底から今度こそはと願っている。
88回Y
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トーナメント表
http://www.n-kouyaren.sakura.ne.jp/131/131kyuusyuutaikai.pdf