【第134回九州地区高等学校野球大会 福岡大会3位決定戦の結果】
久商6-5筑陽学園
2季ぶり27度目の出場!
準決勝で東福岡に1-13(5回コールド)で敗れ、筑陽学園との3位決定戦に挑んだ久商野球部は、延長戦の末10回裏、先頭打者5番中島のレフトスタンド上段へのサヨナラ本塁打で劇的勝利。2季ぶり(春は3年連続)27度目の九州大会出場を決めた。久商野球部は昨年の大会も3位で出場し、55年ぶり3度目の優勝を果たしている。
参加20校の組み合わせ抽選会は4月10日熊本で行われ、19日より熊本県内の各球場で開幕する。決勝戦は24日の予定。
北九州市民球場 11:00~
筑陽010 000 013 0=5
久商104 000 000 1x=6
1回裏、1番北島が四球で出塁、2番猪口の犠打で1死2塁とし、3番龍の左中間タイムリー2塁打で先制。2回表に適時打で同点になるが、3回裏北島がヒットで出塁、龍が2打席連続のタイムリー2塁打で勝ち越すと、4番渡辺が左翼オーバーの2者連続タイムリー2塁打。6番吉武の中前タイムリーなどでこの回4点を奪い引き離した。
中盤は両チーム無得点で試合はすすみ、終盤の8回表2死2塁から中堅越えのタイムリー3塁打で1点を返される。久商は直後の攻撃で吉武、西が2者連続ヒットで出塁したがランナーを進めることができず無得点。
そしてこの回を守れば勝利のはずの9回表1死、死四球とエラーがからみランナー満塁のピンチを迎えた。次の打者に押し出しの四球を選ばれ2点差となり、中前ヒットで同点に追いつかれる。その裏久商は龍が3本目のヒットを放つが無得点に終わり延長戦に突入した。
10回表エラーと四死球でランナーを出すピンチをしのいで迎えた10回裏、先頭打者の5番中島が劇的なサヨナラ本塁打を放ち接戦を制した。中島は昨秋のパート決勝の対祐誠戦でも逆転サヨナラ打を放っていた。