みんながいっせいに、おおごえではなしかけてきた。
わたしは、おうちにかえりたくなった……。
でもそのとき、ぷーんと、おいしそうなにおいがした。
かまどからだしたばかりの、やきたてのパンのにおい。
うちでやいたパンとおんなじだ!
おばさんが、あったかいミルクをだしてくれた。
「さむかったろう?さあ、これであったまるよ」って。
わたしたちは、ともだちになった。
わたしたちはちがってる。だけど、とってもよくにている。
*「むこう岸には」 マルタ・カラスコ 作 宇野和美 訳 ほるぷ出版
川のこちら側でくらしている女の子に、おとなたちは絶対に向こう岸にいってはいけないという。
あっちの人たちは、わたしたちとちがっているから。へんなものをたべているし、かみのけをとかさないし、なまけもので、そうぞうしいって。
ある日、向こう岸で男の子が手をふっていた。ふたりは、手をふり合って、笑顔をかわした。
あくる日、舟がきていた。女の子は、乗って渡った。。。。
*川。水。舟。それに乗って漕ぎ出すことは、心の扉をあけて、見知らぬいろいろなものを互いに受け入れ合う。
知らなかった人たちと、心がかよったとき、笑い声は響く。それは、閉じこもっていたときより、ずっと輝いた声だろう。
*今、夏の終わり。ラボ国際交流でひと月を過ごした子どもたちが帰ってくる。勇気を出して渡った海、飛び立った空。
始めは解らなかった言葉、大声でしかなかったかもしれない。
でもきっと、あたたかい心はやがて伝わってくる。ことばも、聞こえてくるだろう。
ともだちになる、家族になる。そんな経験をして戻ってくる。
すてきな話が沢山きける!
国際交流は、平和の基本。
*怖がらないで。
友だちができるときって、嬉しいでしょう。
みんな、それは同じだよ。
違うところに目くじらたてて、違うからって誰かを責めたら
苦しくなるだけ、幸せじゃないよ。
こどもたちは、そんなこと、皆知ってるよね!
あの人たちは違うから、っていうのはいつも、大人だ。何故だろうね!
My mother said that I never should
Play with the gypsies in the wood;
If I did, she would say,
Naughty girl to disobey.
わたしの母さん言ってたの
森のジプシーとあそんじゃだめって
いつも言ったの そんな子は
きかんぼうのわからずやって (ナーサリーライム、イギリスの伝承童謡より:訳 atsuko)
わたしは、おうちにかえりたくなった……。
でもそのとき、ぷーんと、おいしそうなにおいがした。
かまどからだしたばかりの、やきたてのパンのにおい。
うちでやいたパンとおんなじだ!
おばさんが、あったかいミルクをだしてくれた。
「さむかったろう?さあ、これであったまるよ」って。
わたしたちは、ともだちになった。
わたしたちはちがってる。だけど、とってもよくにている。
*「むこう岸には」 マルタ・カラスコ 作 宇野和美 訳 ほるぷ出版
川のこちら側でくらしている女の子に、おとなたちは絶対に向こう岸にいってはいけないという。
あっちの人たちは、わたしたちとちがっているから。へんなものをたべているし、かみのけをとかさないし、なまけもので、そうぞうしいって。
ある日、向こう岸で男の子が手をふっていた。ふたりは、手をふり合って、笑顔をかわした。
あくる日、舟がきていた。女の子は、乗って渡った。。。。
*川。水。舟。それに乗って漕ぎ出すことは、心の扉をあけて、見知らぬいろいろなものを互いに受け入れ合う。
知らなかった人たちと、心がかよったとき、笑い声は響く。それは、閉じこもっていたときより、ずっと輝いた声だろう。
*今、夏の終わり。ラボ国際交流でひと月を過ごした子どもたちが帰ってくる。勇気を出して渡った海、飛び立った空。
始めは解らなかった言葉、大声でしかなかったかもしれない。
でもきっと、あたたかい心はやがて伝わってくる。ことばも、聞こえてくるだろう。
ともだちになる、家族になる。そんな経験をして戻ってくる。
すてきな話が沢山きける!
国際交流は、平和の基本。
*怖がらないで。
友だちができるときって、嬉しいでしょう。
みんな、それは同じだよ。
違うところに目くじらたてて、違うからって誰かを責めたら
苦しくなるだけ、幸せじゃないよ。
こどもたちは、そんなこと、皆知ってるよね!
あの人たちは違うから、っていうのはいつも、大人だ。何故だろうね!
My mother said that I never should
Play with the gypsies in the wood;
If I did, she would say,
Naughty girl to disobey.
わたしの母さん言ってたの
森のジプシーとあそんじゃだめって
いつも言ったの そんな子は
きかんぼうのわからずやって (ナーサリーライム、イギリスの伝承童謡より:訳 atsuko)