みんながいっせいに、おおごえではなしかけてきた。
わたしは、おうちにかえりたくなった……。
でもそのとき、ぷーんと、おいしそうなにおいがした。
かまどからだしたばかりの、やきたてのパンのにおい。
うちでやいたパンとおんなじだ!
おばさんが、あったかいミルクをだしてくれた。
「さむかったろう?さあ、これであったまるよ」って。
わたしたちは、ともだちになった。
わたしたちはちがってる。 . . . 本文を読む
「せかいで いちばん つよい国」
デビッド・マッキー 作 なかがわ ちひろ 訳 光村図書出版
*先日、紹介した絵本「くつが いく」と、なにか続きのような感じがする。
大きくて強い国の大統領がいろいろな国へ戦争をしにいく。。。
*世界中の人々を幸せにするために。
*絵本の表紙の見返しは、もくもくした煙、飛んでいくのは大砲の玉らしい。
*ほかの国の人 . . . 本文を読む
「くつが いく」 和歌山 静子 童心社絵本より
ざ ざ ざ
しらない あいだに
ぼくたち くつは おいつめられた
それでも
ぼくたち くつは
みなみの しまも
せんじょうに したのだ
ぼくたちを はいていた
へいたいたちは たべるものも なく
みずさえ のめず しんだ
……
靴が主人公、靴が進んでいく、戦争に行く、
靴がすることを絵がハッキリと描く。
詩が伝える。
歴史 . . . 本文を読む
再三、紹介している、美しい絵本です。
『すみれ島』 今西祐行 文/松永禎郎 絵 偕成社
綺麗なスミレは、子どもたちに摘み取られ、
特攻隊の兵隊さんに届けられると、
兵隊さんはスミレの一本一本をからませて、花相撲をしたのです。
花をちぎってしまって、わるいなとおもいながら、
花がなくななるまで。
飛行機が学校の上を飛ぶと、バンザイを叫んでいた子どもたち。
今の日本の総理大臣は、戦没者追悼式 . . . 本文を読む