5月のおはなし会で読んでいる
『ぐるんぱのようちえん』
明日も、おはなし会ですよ。
JR吹上駅東口、レンタルスペース吹上にて朝10時からです。
来週の日曜6月8日は、アピタ吹上店の2階、夢屋書店さんにて午後2時から。
まだ終わっていないのにネタバレは心苦しいけれど、ちょっとだけ、
「ぐるんぱのようちえん」の魅力をお話しますね。
ようちえん、という題名ですが、幼稚園生活のおはなしではありません。
主人公は園児でも先生でもなくて、
青少年のひとりだちと幸福追求の物語ですよ。
ぐるんぱは、とっても大きな象なんです。
これは絵本の始めに語られます。
子どもたちの大好きな象が、表紙と次のページに、明るい緑色と光の黄色の中にいるのです。
本の前の子どもたちがグッと集中するのが、空気から伝わってくるのですよ。
わたしは子どもたちに絵本を読むとき、
彼らの心がいろいろに動くのを感じて、
自分自身も感動をいただいています。
そして、絵本から元気がもらえるような時間を一緒に過ごせるように本を選び、読んでいます。
ちょっとだけ秘密バラしですが、
「ぐるんぱのようちえん」を日本語で読むとき、始めの方の一部だけ少しことばを変えているところがあります。
これにはわけがあるのですが、
子どもたちへの願いができるだけ伝わるように読んでいるつもりです。
そのことは当日、保護者の方にお話ししますね。
基本的には、絵本はそのまま文章を変えないで読むものなんですけれどね。
*ぐるんぱのようちえん
作:西内ミナミ 絵:堀内誠一
出版社:福音館書店