マーヤの曇りなきマナコ
…何をそんなに一所懸命見てるの? …誰なの?
あ、私を見てたのか。
いつもと違って黒っぽいマスクしてたから怖かったかな?
…マーヤもハロウィンやりたいの
いや、これ別に仮装と違う。
それにハロウィンは月末だよ。
マーヤはわりと仮装が好きだよね。
…わたしも年に一回くらいなら仮装しても良いですよ。
ちこもなんだかんだ、衣装着たいんじゃん!
なんならママすぁん手作りしちゃおうかな?
あんた弥生時代みたいな貫頭衣しか作れないんじゃない?
えっ
布に手足用の穴を空けるだけじゃだめかな?(←もっとひどい)
今日は仕事帰りにレイトショーで
『82年生まれ、キム・ジヨン』を鑑賞しました。
原作は韓国のベストセラー小説で、
夫と2歳の娘と暮らすキム・ジヨンという主人公を通して「女性の生きづらさ」をリアルに描いて日本でもたいへん話題になりました。
原作とは結構違う印象だけど、映画は映画でとても良かったです。
ポスター見たとき(これ、ほんとにあのキム・ジヨン?)と不安になったけど…なんかキラキラ映画みたいなデザインにされてしまって…😅
夫がコン・ユなんて優しそうだし最高じゃん、と思いますよね?でも
「悪い人じゃないし妻を理解しようとしてくれてるぽいけど根っこのところで噛み合ってない、でも育ち方とか社会とか環境のせいが大きいから彼を責めてもなあ…」みたいな夫のキャラクターを絶妙に演じていて。
優しいんだけど、この夫イライラするわ〜!
コン・ユなのに!?
昇進のハードルやセクハラ(というか性犯罪)などなど
女性をとりまく様々な問題が取り上げられてますが、私は「父親が娘に関心も期待もない」「異性の兄弟と差をつけられて育つ」「痴漢にあうのはお前に隙があるせい」など、キム・ジヨンの父親絡みの家父長制シーンが見ててキツいです…
そういえば昨年だったか、実家に帰ったときに原作本が置いてあったので母に聞いたら
「こんどの読書会のテーマ本なの」と…
その読書会、2、3時間では終わらないのでは?
😅朝まで討論会!
近年、韓国のフェミニズム小説のブームを受けて邦訳がどんどん出版されており、ハン・ガン、ピョン・ヘヨン、キム・ヘジンなど実力派女性作家の新作がわりとすぐ読めるので嬉しいです。
チョン・セラン『フィフティ・ピープル』
キム・エラン『外は夏』
ソン・ウォンピョン『アーモンド』
あたりは読みやすい傑作でオススメです〜