突然ですが自分の家系が何の宗教を信仰
しているか知っていますか?全く知らなく
ても葬儀や法事とかに参加すると自然と
知ることになりますが。仏教が日本では
多いですが当然神道やキリスト教、
イスラム教に他の宗教もあるでしょう。
が、今日は仏教の話。
日本の仏教は大きく分けて13宗あります。
法相宗、華厳宗、律宗、天台宗、真言宗、
融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗、時宗、
臨済宗、曹洞宗、黄檗宗、日蓮宗。
書いていてなんですが、全く知らない宗派
ばかりですよね。ちなみに私は母方が
浄土真宗で父方が真言宗です。
またこれらの宗教の中で更に細かく〇〇派
とかに分かれているので、総数は膨大になり
ます。
仏教とは簡単にいえば仏、つまりはお釈迦様の
教えを信仰する宗教です。が、それならば何故
1つでは無くこれだけ複数に分かれているのか。
理由は簡単でお釈迦様の教えを多数の弟子達が
学んで広めたわけですが、その弟子ごとに解釈が
違ったんですね。その結果どんどん枝分かれ
して別々の宗派になってしまったわけです。
これは推測ですが、たぶんお釈迦様自身もずっと
一貫して同じことを言ってなかったんだと思い
ます。そうなると弟子達が聞いたタイミングに
よって内容が違う可能性があります。
そもそも仏教とは完全な「さとり」を得て、
仏となることを最終目的としています。が、
目的が漠然としすぎていて解釈が分かれる
のは必然と言えます。どうやったらさとりが
得られるのか?その1点取っても無限に解釈
が分かれても驚きはありません。そう考えると
逆に13宗にしか分かれてないのは驚きとも
言えます。
なお昔はあったけど今は消えた宗派も多く
あります。信仰する人がいなくなれば当然
無くなるわけです。近年は正月とかに神社
や寺に参拝する人が多い割に普段は別に
何の宗教も信仰していないという人は多い
と思います。別に宗教を信仰するかどうかは
個人の自由で強制されるべきものではない
のですが、個人的にはこのままだと日本の
仏教は衰退していくだけだろうと思い、
今後どうなるんだろ?と思って今日の記事
を書いた次第です。そもそも仏壇や神棚の
ある家って今の時代、田舎の家とかごく
一部ですからね。私も祖父母の家には
ありましたが、肝心の祖父母が旅立った
ので家ごと無くなりました。
母方の祖父母の家に夏休みに行くと
毎日朝一番に祖母が仏壇の前でお経
を唱えていたのが懐かしいですね。