日々の雑記

気まぐれ思ったことや思い出したこと書くブログ。
自己満足系。

物価高が止まらない

2025-01-25 01:00:00 | 日記
突然ですが昭和35年(1960年)の平均初任給は約1万3000円
だったそうです。私の亡き祖父もそれくらいの金額の給料
だったと言っていた記憶があります。でも亡き祖母は専業
主婦でした。つまり夫の給料だけで生活出来ていた。という
ことですね。今はこんなので生活出来るわけないですよね?
では何故この時代はこの金額が生活出来ていたのでしょうか?

答えは簡単で物価が安かったからです。給料が低い低いと
多くの人が言いますが、大事なのはその時代の給料と物価
のバランスが取れているかどうかです。今の時代はバランス
が崩壊しています。だから給料が低く感じるのです。
物価がもっと安ければ今の給料で逆にもらいすぎじゃないか?
と心配になると思いますよ。逆に今給料を多くもらっている
人も全く安心出来ません。これから物価がもっと上がれば、
給料が今のままなら生活は苦しくなってくるからです。
繰り返しますが大事なのは給料と物価のバランスです。

給料と物価のバランスが崩壊している今、大事なのは
給料を上げることと物価を下げることの両方を行い
バランスを可能な限り取れるようにすることです。
とはいえ、言葉で言うほど簡単ではありません。
何故なら給料を上げるには企業の利益を増やさないと
いけません。企業の利益を増やすには売るもの、つまり
物価を上げないといけません。でも物価が上がると
給料が増えても意味がありません。

加えて物価を下げようにも例えばジュースの場合、
そのジュースを作る材料が高ければジュースを安く
売れるわけがありません。当然高い価格で売らない
と利益が出ません。

日本は残念ながら資源大国ではありません。多くの
材料や資源を海外からの輸入に頼っている国です。
ゆえに海外情勢に物価が凄く左右される国でも
あります。で、肝心のその海外各国で物価高が
進んでいます。そうなると日本だけあれこれ頑張って
もどうにもならない。そういう状態になっています。

どの企業も最大限努力はしています。現にもっと
物価高が進んでいる国は山程あります。日本は
頑張っている方です。ただ限界はあります。
今はグローバルな時代です。各国が協力して
物価高に取り組まないとこのままでは日本だけ
でなく他国も潰れかねないと危惧しています。

ところがアメリカと中国なんか代表的ですが、
多くの国が協力どころか対立してばかり。
お先真っ暗です。戦争とかしている場合
では無いのですよ。