先日但馬コウノトリ空港でYS-11に出くわして、その勢いでポチッとしたハセガワの1/144スケール・プラモデルYS-11プロトタイプが届きました。
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今までに何度もカートには入れたYS-11なのですが、今回はたまたま訪れたコウノトリ空港で実物のYS-11を目の前で見てしまった勢いそのまま、クリックしてしまいました。
ここのところプラモデル遊びをする余裕がないまま月日が過ぎているのですが、このYS-11は、サササッと組み立てて塗装し、仕上げた上で、机の上でも手にとって眺めてみたいなあと思います。きっとこのYS-11をきっかけに再びプラデルづくり・遊びのある<コロナ以前の日々の生活>に戻してみたいなあと、思っています。
・・・で、先日目の前で見上げた旅客機YS-11が、1/144スケールになるとどのくらいの大きさになるのだろう? というのはずっと気になっていたのですが・・・ パーツを取り出して物差しと並べてみると・・・
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WWII・プロペラ戦闘機、1/144スケールのプラモデルと違って、YS-11旅客機は、もともとある程度の大きさの機体なので、1/144スケールでもそれほど小さくはなっていないようです。胴体が20センチ弱、そこへ主翼が左右に広がると、20センチ四方の箱に収まるくらいのサイズのようですね。
仕事中に机の脇において、眺めるのにも丁度いいくらいの大きさかもしれません。
◯その他のYS-11のプラモデル
ついつい検索してみたら、色々出てきたので、現在入手できるものも、入手不可能のものもあるかもしれません。とにかく多くのバリエーションのモデルもあるようなので、とりあえずメモしておきます。 (あとで、ひとつずつチェックしやすいように(^-^;) !)
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◯久しぶりのプラモデルづくり遊び 2021.09.18
つい先日届いたばかりの1/144スケール・国産旅客機YS-11の箱を開いて、ニッパー・ヤスリ・接着剤・マスキングテープを手元に配備し、久しぶりのプラモデル作りをはじめました。
スケールが1/144で小さいモデルなので、コクピット内部の組み立て、エンジン部分の組み立てパーツがなくて、胴体・尾翼、主翼、エンジンナセルを取り付ける作業だけで、YS-11の飛行機の姿になりました。
(もし1/48とかだと、YS-11は結構大きなサイズになると思いますが、同時に機体内部やエンジン廻りも細かなパーツが一気に増えて、リアリティは増しますが、1/144ほどスピーディに組み上がり飛行機の姿を目にするのは、暫く先になったりしますね)
接着剤がよく乾くのをもうしばらくまって、次の作業は<接合部分のヤスリがけ>、<削ってしまうパネルラインの復活>となります。
外回りが仕上がったら、さらに久しぶりのエアブラシ塗装をしていきます。モデルが小さいので薄く下地塗装をした上で、プラモデル通り「試作1号・2号機」の塗装とデカールはりをする予定です。
を見ました。
戦後間もなく航空機製造に着手する事ができるようになって、超世界レベルの日本の軍用機製造の技師が、日本国の戦後を見据えて図面を書き、YS-11を具現化していく過程がが動画に記録されていました。
試作機1号機は、各種計測装置を機内に配置し、実際の飛行試験、性能試験などを行った機体ということでした。 それに対して、
試作機2号機は、旅客機としての座席をはじめ、各種旅客運行・営業のための機材を機内に配置し、実際の運行を想定した試験飛行を行った機体ということでした。
国内旅客機の供給だけでなく、海外各国にも売り出そうという勢いで、量産体制を整えて進んでいったとのことです。
軍用飛行機として世界中からいろいろな意味で驚かすことになった、日本の軍用機設計技師が本気で取り組んだYS-11は、機体の堅牢性、安全性についてはどうやら文句なしの仕上がりだったということです。
使用滑走路も<最大で>1200m!ということですから、おおげさな言い方をすると、「どこでも離着陸可能な双発ターボプロップ旅客機」と言えそうですね。
しかしながらプロペラ機からジェット機に移行しつつある時代、旅客航空機としては、客室内の騒音レベル、居住性、などなど<室内の快適さ>という点で多くの不評を得てしまって、一年でYS-11採用の契約が解消されてしまうというようなこともあったようです。同時に、YS-11をお仕事として操縦するパイロットの疲労軽減、負担軽減、という面でも<営業用機材の取り扱いやすさ>という点でも、厳しい評価をされたようです。
現代に通じる、旅行客の感じる<心地よさ>、操縦者の<取り扱い、快適さ>は・・・爆撃機や戦闘機を設計してきたエンジニアには、ちょっと<想定枠外>の部分だったのかもしれませんね。
取りまとめた組織も、国産YS-11を広く販売していこうとは思っていたようですが、<飛行機を作ること>に主軸があって、<作った飛行機を売って売って、売りまくる>という営業領域は結果的にたぶん後回しになってしまっていたのでしょう。
わかりやすくざっくりと言うと「作って売れば、売るだけ赤字が累積」というような状況を生み出して、YS-11事業は「解散」してしまうことになったということです。
それでも、第二次世界大戦のちありとあらゆる飛行機関連の禁止状況から、日本の国産航空機設計、製造、運行が実現したYS-11は、また格別の存在感を感じる< 飛行機 >だと思います。
ともあれ、そのようなことで、今回のYS-11は、他の塗装をすることは考えず、箱の中のデカールも利用しながら、「試作機1号・2号機」の塗装をして仕上げていく予定です。
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◯プラモデルYS-11 整形のち下地塗装を行う 2021.09.19
この週末、久しぶりのプラモデル作り!小さいスケールモデルということもあってサクサクと作業が進みます。
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合わせ目をサンディング(ナイフで削ったあと、水ペーパーで磨く)を済ませたあと、エアブラシで下地塗装・サーフェイサーをYS-11機体全体にスプレーしました。
サンディングで消えてしまっているパネルラインを修復するために、そのままよりはサーフェイサー塗装をしたほうが、パネルラインが見やすいので、この小さいスケールのYS-11では作業手順を入れ替えました。
とはいえ、パネルラインを復旧させたあと、またもう一度サーフェイサー塗装をすることにはなるのですが。
(・・・・モデルが小さく=パネルラインが細いYS-11では、もとの白いプラスチックのままだと表面の反射が大きく、細いパネルラインが見えにくかったです。)
◯パーツのつなぎ目、パテ盛り・・サンディング 2021.09.21
やはりサーフェイサーを吹き付けると、プラモデルの表面の様子がよく分かります。(下地塗料の粒子のおかげで光の反射が一気におさえられるため)
・・・で、どうしても段差になっている部分とか、パーツのすべてが完全に隙間なく接着されていないので、その合わせ目の部分とかに<パテ>を塗り、その乾燥後にサンディングして、全体をなめらかにします。
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三回目の下地塗装後
とりあえず、最初に気になったところはこれで修正したので、また再びサーフェイサー吹き付け塗装をしてみて、全体の再チェックをしてみることにします。
◯2回目の下地とパテ盛り 2021.08.26
先の一回目下地塗装後、機体全体のパネルラインを、デザインナイフやスジ彫りツールを使って復元させました。(最初の接合部サンディングで、プラモデル上のパネルラインが削れて消えてしまうため)
二回目下地塗装をしてみると、一回目では気づかなかった修正箇所がみつかり、さらにパテ盛り。しっかり乾燥、硬化した後にデザインナイフでおおよそカットし、その後は再び水ペーパーでゴシゴシ、地味な作業で全体のシルエットを整える。
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特にエンジン部分の接合部の整形が不十分だったことと、胴体上部の合わせ目を最初に削ったことで胴体円柱の上部が平らになっていたので、修正しました。この状態で、もう一度下地塗装・サーフェイサーを吹き付けたのちに、もう一度確認し直してみるつもりです。
OKならば、次のステップへ作業をすすめ、さらに修正ポイントが見つかったら、三回目のパテ盛り修正作業に進むことになります。
◯3回目の下地塗装 2021.08.27
2回目サーフェイサー後、パテ盛り修正、サンディングをへて、三回目の下地塗装を行いました。この作業は地味ですが、ステップごとに模型がきれいになっていく作業です。
また、模型のいちばん基本部分の造形がきれいに整う作業なので、当然このあとの仕上がりレベルに直結します。
(ちょっとガタガタだなあ、のまま塗装を重ねスピーディに仕上げていくときもあるのですが・・・)
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サンディングで削り取られたオリジナルのパネルラインも、スジ彫りして回復させてあります。
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飛行機の主翼と胴体の接合部分は、プラモデルのキットによって、<何もかもピッタリ取付可能>のキットもアレば、<これでもか!というぐらいあちらこちらが凸凹でくっつく>キットもあります。
ちなみにこのハセガワ1/144スケールのYS-11は、比較的具合の良いキットでした。ただ、その主翼に双発エンジン部分を取り付けることになるのですが、そのエンジン部分については、少し修正が必要でした。
三回目サーフェイサー塗装後、ぱっと見渡したところ、これでOKかなあと思いました。とはいえ、しっかり乾燥したあと、直接手にとっていろいろな角度から良くチェックしてみるつもりです。
◯スジ彫り失敗箇所 > 四回目の下地塗装 2021.09.28
三回目の下地を終えて眺め回しながら、「okかも」と思っていたら・・・気づいたのが<スジ彫りのとき、勢いが余ってパネルラインを飛び出した傷>でした。
力を入れた状態でパネルラインを外れることは、今回のYS-11では一度もなかったのですが、力を抜いて軽く筋彫しているときに何度か、パネルラインを外れたことを思い出しました(^-^;)。
浅い傷なので、下地サーフェイサーで埋まりそうな部分もあるのですが、一応水ペーパーで、まず表面の下地を削り落とし、そのあとプラモデル本体部分も少し削り落としました。
そんなとき、「ああ、今回のミスを撮影してメモしておこう」と思ったので、このブログに追記しておきます。
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機種の曲面部分、ここは少し深めにスジ彫りツールがラインを外れて、深い傷となっていました。
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ここは、軽い力でパネルを外れたキズ
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ここは難しい場所のパネルライン・スジ彫りで、ちょっと力の入った状態でラインを外れたところです。
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ここは軽い力でパネルを外れたキズ
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この局面は、慎重に筋彫していたのですが、Rのきつい局面なので、スジ彫りツールを動かしているとき<ふとプラスティックの機体が刃先からなくなってしまった>結果、ラインを外れた傷になったところです。
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ここはゆるいRの局面部分です。ちょっと集中力がかけた状態で、うっかりスジ彫りツールがラインからはずれてしまったところです。
いずれもキズ部分のサンディンを終えているので、チョンチョンとかるくサーフェイサーを爪楊枝の先で落として乾燥させ、そのあとサンディングし直して、ライン外れのキズ修正作業終了とします。
その後はYS-11機体全体に、もう一度薄くサーフェイサーをエアブラシ塗装することが出来たら、下地仕上げ完了ということになります。
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追記 PentaxK-5 & 簡易マクロ機能つきズーム80mmで
ちょっとマクロ撮影練習のつもりで、YS-11機体につけてしまった
キズを撮影してみました。
Pentax M zoom 40mm-80mm f2.8-f4
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パテ盛り
パテが乾いたら、先にデザインナイフである程度削り落としておいて、それから水ペーパーでサンディングすることにします。
◯今度こそ最後、五回目下地塗装 2021.09.30
四回目下地塗装で、仕上がったかなーと思っていたのですが、また新たにちょっとここは修正だ!という箇所が、三箇所ほど見つかってしまいました。
現在その作業途中。
で、ふと思ったことに、在宅勤務でいそがしくなってしまったものの、その合間にちょっとずつ、少しずつ、地味な下地修正作業というのは、とても気分転換に良い作業とあらためて感じました。
下地修正、サーフェイサー塗装は、なかなか前に進まない作業ステップなのですが、在宅勤務を一仕事終えたタイミングで、模型(国産YS-11)を手にとって、眺め回す作業・・・というのは、とても気分がリフレッシュできます。
そして、爪楊枝でパテ盛りしたり、デザインナイフで削り落としたり、水ペーパーでサンディングしたり・・・という作業、一回の作業で10分から15分くらい、模型飛行機を手にとってアレコレいじって遊ぶことになります。
(当初は修正箇所が多すぎて、もう少し時間がかかりましたが)
三回目、四回目、五回目くらいになると、ほんのちょっとの作業になるので、日々の仕事、日々の暮らしの中に、そんな模型作り遊びの時間が入る!のは、なんかとってもいい感じです。
2020年のコロナ禍以降、「忙しいから・・・」と模型作りから遠のいていましたが、もう少し早いタイミングで、模型作りを再開していたら良かったなあと思いました。
ともかく、国産YS-11のプラモ、ここまで丁寧に下地仕上げを進めてきているので、「気になるところは最後まで修正して仕上げる」ことにします(^-^;)。
(このあと機体カラー塗装用に、箱絵をトリミングした画像を貼り付け)
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