今週、木曜日にボンネットのモービルホイップアンテナにスペインから21MHzSSB信号が飛び込んできました。車載無線機IC-706MkIIのSメーターが5まで触れています。この入感強度ならば、通常の伝播コンディションであればほぼ確実に交信可能なのですが、ここ最近の伝播状況はどうもかなり弱々しい手ごたえなので、「スペインまで届かないかなあ」と思いつつ、コールしてみました。
あれ?CQがずっと続いています。・・ではもう一度。あれ、またCQ。・・えっまったく届いていないのか?・・・さらに複数回コール。
確認できました。モービルホイップから50W出力の信号は現在のコンディションではスペインまでまったく届かないということが。(ちなみに、コールしている間、スペイン局をコールする無線局は無くずーっと静かな周波数で、CQをとめてQRZ!と言わせることさえ出来ていない!というコールとなりました。)
今日30日の太平洋上電離層をチェックしてみると、たしかにずいぶん高い緯度まで上がってきていますし、中心部の臨界周波数の高さがぐんと上がってきています。
夏から秋への厳しいコンディションが、日本列島周辺でも伝播するような状況に少しずつ変化してきているように感じています。
(今週は、入感強度が弱いながらも、ロシア・・東南アジア・・オーストラリアからの信号がぽつりぽつりとボンネットのホイップAntに入感してきていました。)
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