PRICELE$Sのリピ。1話と2話をエンドレス。
お説教じみていないけれど、
道徳的なことたくさん
あるんだよね。
お金を大切にするとか。
ご飯をありがたくいただくとか。
働くことがどんだけ大変かとか。
貧乏だからこそ分かる価値があるとか。
自分は、
そこそこな生活をさせてもらった。
だけど、
もっとお金があるといいなぁと
いつも思ってた。
父が引揚者で、しかも土地も財産もなくて。
母の実家もそんなに豊かではないから
父と母は結婚当時
どちらも両親がすでにいない状態で
家庭を持った。
だから、
「親元にお世話になる」ことは不可能だった。
父は引き揚げてきてすぐ親戚の家を転々としたそうだ。
どこも、大変な時代で
やっと、自分たちで入植し、開拓したところで
生活を始めた。
自分たちで建てた家は、屋根の隙間から
雪が入ってきたという。
決して丈夫ではない体で、セメント工場へも働きに行ったり、
行商の真似事もしたりしたと言っていた。
幸い、その後、公務員の職にありつき、
定年まで勤めた。
自力で家も建てた。
そんな父は、本当に節約家で
私たちには
「食べ物は残さず食べろ。」とか
「無駄使いをするな。」とか
いつもうるさく言っていた。
あのドラマほどの貧乏ではないけれど、
でも、
欲しいものが何でも買ってもらえるという時代ではなかった。
「がまんする」のは当たり前だった。
ところが、
今はどうだろう。
携帯電話、ゲーム、おもちゃ
家電の数々
値段も安く手頃に入るというのもあるが、
結構高価なおもちゃもあふれている。
膝が擦り切れたり、
色あせたりした洋服を着ている子はいない。
がまんをするということは
不可能に近い子供たちが増えている。
いいのかなぁ。
PRICELE$Sは極端だが、
あの子どもたちのように
たくましく、賢く、明るく
生きる力を
今の子は持ち合わせているのだろうかと
思う。
いろんなことを考えさせられる、
ドラマだね。