リートリンの覚書

日本の神様40・脚摩乳・手摩乳


脚摩乳
(あしなずち)


大山津見神の子

日本神話の八岐大蛇退治の説話に
登場する夫婦神。
手摩乳の夫。

・別名 
脚摩手摩(あしなずてなず)
足名椎命

・神格 ?


「日本書紀」では


本文では、このように、登場しています。

“「お前たちは、誰か。何故そんなに泣いているのだ」
その問いに答えて、
「私たちは、国神です。私は脚摩乳(あしなずち)、私の妻は、手摩乳(てなずち)と申します。この童女(おとめ)は、私のです。名前は奇稲田姫(くしいなだひめ)(稲田の守護神)です。なぜ泣いているかというと、もともと私の子どもは八人の女の子がいました。年ごとに八岐大蛇にために呑まれてしまいました。今、この子がまた呑まれるときがきてしまいました。しかしながら、なす術がありません。このために哀しく傷ついてないているのです」“

この後、二神は、
素戔嗚尊の策に協力し酒を醸造します。
そしてその酒を
八岐大蛇が飲み酔ったところを
素戔嗚尊が退治しました。
その後に素戔嗚尊は
二神の子・櫛名田比売と結婚します。

・主な神社 
足長神社(長野県)
廣峯神社(兵庫県)
川越氷川神社(埼玉県)


手摩乳
(てなずち)


大山津見神の子

日本神話の八岐大蛇退治の説話に
登場する夫婦神。
脚摩乳の妻。

・別名 
手名椎命

・神格 ?


「日本書紀」では


本文では、このように、登場しています。

“「お前たちは、誰か。何故そんなに泣いているのだ」
その問いに答えて、
「私たちは、国神です。私は脚摩乳(あしなずち)、私の妻は、手摩乳(てなずち)と申します。この童女(おとめ)は、私のです。名前は奇稲田姫(くしいなだひめ)(稲田の守護神)です。なぜ泣いているかというと、もともと私の子どもは八人の女の子がいました。年ごとに八岐大蛇にために呑まれてしまいました。今、この子がまた呑まれるときがきてしまいました。しかしながら、なす術がありません。このために哀しく傷ついてないているのです」“

・主な神社 
手長神社(長野県)
廣峯神社(兵庫県)
川越氷川神社(埼玉県)



今日ご紹介した神様は、
八岐大蛇退治の説話に登場する
夫婦神です。

8人の子どもがいて、
7人も大蛇に
呑まれてしまったとは、
悲しい。

最後に残った
奇稲田姫を撫でては、泣く
光景が目に浮かびます。

さぞかし辛かったことでしょう。

そんな中現れた
猛々しい男神、
素戔嗚尊。

二神にひと筋の
希望が訪れたに違いない。

八岐大蛇神話
かなり好きなお話です。

さて今日はこれにて。
明日も神様シリーズ続きます。

読んで頂き
ありがとうございました。






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