白山神社
(はくさんじんじゃ)
概要
都営三田線白山駅から徒歩2分にある白山神社は、東京十社に数えられる名社です。
6月には境内裏手の富士塚から白山公園にかけて約3000株の紫陽花が咲き乱れます。
ご祭神は、加賀(石川県)の霊峰白山の神である菊理姫命と、日本の国土と神々を生んだ最初の夫婦神の伊弉諾尊・伊弉冊命です。
菊理姫命は伊弉諾尊と伊弉冊命の争いを調停した女神であることから、夫婦和合や縁結びの御利益で人々に親しまれています。
また仕事運、商売繁盛のほか、航海安全の守護神でもあります。
神紋・社紋
三子持亀甲瓜花
三重の亀甲のなかに瓜の花を描き、長寿や子孫繁栄を表す白山比咩神社の神紋が使われています。
主祭神
菊理姫命
(くくりひめのみこと)
伊弉諾尊
(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊
(いざなみのみこと)
創建
天暦2年
(948年)
例祭
9月21日
(変更あり)
略縁起
当社は天暦二年(948年)に加賀一の宮白山神社を武蔵国豊島郡本郷元町(現在の本郷一丁目)に奉勧請したのが始まりです。
後に元和年間(1615~1624)に2代将軍・徳川秀忠の命で、巣鴨原(現在の小石川植物園内)に移りましたが、その後五代将軍職につく前の館林藩主・徳川綱吉の屋敷の造営のため、明暦元年(1655)に現在地に再度移りました。
将軍家の信仰が厚く、明治期には准勅祭社に命ぜられました。
境内
拝殿
社務所
手水舎
鳥居
孫文先生座石
摂末社
関東松尾神社
御祭神
大山咋命
(おおやまくいのみこと)
中津島姫命
(なかつしまひめのみこと)
稲荷神社
うっかり、関東松尾神社と稲荷神社の社殿の撮影を忘れてしまいました。
八幡神社
祭神
誉田別命
姫命
八幡太郎義家公
八幡神社の御神木・白旗桜
立派な御神木です。花が咲いている時に参拝して見たいと思いました。
浅間神社
富士塚
あじさいまつりの会期中は富士塚が公開されます。
2021年は、新型ウイルス感染拡大の影響で、今年の紫陽花祭は中止となりました。そのため、人員・安全面の確保が困難となりましたので、富士塚は閉鎖させていただきます。とのことです。
入ることは叶わなかったのですが、富士塚の周りは花のいい香りが漂っていました。紫陽花ってこんなに香るとはしりませんでした。次回は是非、富士塚を参拝して花を愛でて、そして、マスクなしで香りを楽しみ、五感をフルに使い紫陽花を堪能して見たいと思いました。
住所
東京都文京区白山5-31-26
アクセス
都営三田線 白山駅
徒歩2分
東京メトロ南北線 本駒込駅
徒歩7分
最後に
境内に入りますと、暖かく優しい気に包まれるような感じがする神社。
孫文がこの社にて友人と語り合ったというのも頷けます。
植栽された紫陽花は種類も多く、色とりどりの花に癒されます。
紫陽花の花は想像以上に美しく、感嘆のため息がこぼれました。
やはり、神社には木や花々がよく似合います。
居心地の良さは、私的は星四つといったところでしょうか。
ただ、残念なことといえば、あじさい祭の期間だけ公開される富士塚に入れなかったこと。しかし、来年の楽しみが一つ出来たと思えばそれもまた良しですね。来年もまた訪れたいと思いました。
参考
Wikipedia
東京都神社庁HP
関東の美しい神社
戸部民夫 株式会社エクスナレッジ