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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第83景 「月の岬」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景を訪ねて
第83景 「月の岬」


海に面した妓楼の一室が描かれています。

外は満月。

月の宴が終わり、片付けをする芸妓の姿が右端に描かれています。

左側の障子に映っている女性は、簪の数から遊女とみることができます。
 

月の岬


月の岬に関しては、聖坂上の三田台地の月見に適した場所を指し、済海寺あたりという説。品川手前の八ツ山を月の岬という説など諸説あります。
 

 
描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。




旧東海道、問答河岸跡辺りで撮影してみました。
 


最後に

問答河岸は、かつて北品川の海岸にあった波止場の名称です。


江戸幕府三代将軍・徳川家光が東海寺を訪れた際、沢庵和尚がこのあたりまで出迎えて禅問答したと言う話が残されているそうです。

江戸時代、この辺りは海岸がすぐ側にあったのですね。

今は埋め立てが進み、海岸はずっと南の方となっています。

当時はどのような景色が広がっていたのでしょうか?想像しながら撮影しました。





参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅
しながわ観光協会HP

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