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リートリンの覚書

日本の神様23・綿津見三神(底津少童命・中津少童命・表津少童神)改訂版


綿津見三神


伊邪那岐命が黄泉から帰還し、
禊をした際に

ソコツワタツミ
(底津綿津見神、底津少童命)

ナカツワタツミ
(中津綿津見神、中津少童命)

ウワツワタツミ
(上津綿津見神、表津少童命)

三神が生まれました。

この三神を総称して
綿津見三神とよんでいます。


神格


海の神
祓いの神


「日本書紀」では


日本書紀 巻第一 神代上
第五段 第六の一書では、
このように登場しています。

“また海の底に沈んですすぎました。それにより生まれた神を、底津少童命といいます。次に底筒男命。また潮の中に潜ってすすぎました。これによって生まれた神を、中津少童命といいます。次に中筒男命。また潮の上に浮いてすすぎました。これによって生まれた神を、表津少童神といいます。次に、表筒男命。合わせて九神です。”

伊弉諾尊が黄泉から帰り禊をした際に、
生まれた神です。

「日本書紀」の一書では
「阿曇連等が所祭る神」とされています。


「古事記」では


「安曇連等の祖神」とされています。


そのほか


・綿津見三神は、
大綿津見神(おおわたつみのかみ)とは
別神との説や同一説があります。


神徳 


航海の安全
豊漁
浄化


祀る神社 


龍神宮(和歌山県田辺市)
風浪宮(福岡県大川市)
志賀海神社(福岡県福岡市)


底津少童命
(そこつわたつみのみこと)


阿曇氏の一族が祀る神

伊邪那岐が禊ぎをした際、
海の底ですすいだ時に生まれました。


別名


底津綿津見神


神格 


海の底を司る神


祀る神社


龍神宮(和歌山県田辺市)
風浪宮(福岡県大川市)
志賀海神社(福岡県福岡市)


中津少童命
(なかつわたつみ)


阿曇氏の一族が祀る神

伊邪那岐が禊ぎをした際、
海中ですすいだ時生まれました。


別名 


中津綿津見神


神格 


海の中を司る神


祀る神社


龍神宮(和歌山県田辺市)
風浪宮(福岡県大川市)
志賀海神社(福岡県福岡市)


表津少童神
(うわつわたつみ)


阿曇氏の一族が祀る神

伊邪那岐が禊ぎをした際、
海面ですすいだ時生まれました。


別名


上津綿津見神


神格


海面を司る神


祀る神社 


龍神宮(和歌山県田辺市)
風浪宮(福岡県大川市)
志賀海神社(福岡県福岡市)



阿曇氏(あずみうじ)は、
「阿曇(安曇)」を氏の名とする氏族です。

海神である綿津見命を
祖とする地祇系氏族です。

古代日本を代表する
海人族、海人部として知られる有力氏族で、
発祥地は筑前国糟屋部阿曇郷
(現在の福岡市東部)とされています。

阿曇氏は、
海人族で全国各地に広がり
全国に阿曇にちなんだ地名があります。
東北では、
山形県北部まで一族が達したとか。

また、海岸部だけでなく、
川をのぼり内陸部まで進出。

冒険者ですね。

個人的な印象としては、
好奇心旺盛で、
自由を愛する民だったので
と、勝手に妄想。

何かコメントをと思いましたが、

綿津見三神、阿曇氏ともに
東北山育ちなので縁が薄く
ピンと来ません。

ごめんなさい。

さて、本日はこれで。
明日も神様シリーズ続きます。

読んで頂き
ありがとうございました。







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