リートリンの覚書

日本の神様25・速玉之男神・泉津事解之男 改訂版


速玉之男神
(はやたまのおのかみ)


熊野三山 速玉大社の主祭神


伊弉諾命が黄泉から帰る際、

誓いをたて唾を吐いた時に生まれた神



別名


熊野速玉男神(くまのはやたまおのかみ)
速玉神(はやたまのかみ)

「ハヤ」は美称の「速」、

「タマ」は魂・玉とされ、

みなぎる生命力を表します。



「日本書紀」では


日本書紀 巻第一 神代上 
第五段 第六の一書では、
このように登場しています。

“「離婚しよう」
といい、またさらに、
「お前には負けない」
といい、唾を吐きました。その唾から化した神を速玉之男と名付けました。次に穢れを祓う神を泉津事解之男といいます。合わせて二神です。“

黄泉の国で伊弉諾尊と伊弉冉尊が
争いをしている時に、
伊弉諾尊が吐き出した唾から生まれた神です。


そのほか


・熊野速玉大社の祭神である熊野速玉男神は、
伊邪那岐命・伊邪那美命の御子の
事解男之命(こととけおのみこと)
ともいわれています。

・熊野速玉男神を祭神としている
熊野速玉大社の神事に、
神輿(みこし)を船に載せて海上を渡御し、
神霊を島に渡らせるというものがあります。


神徳


厄除けの神
大漁祈願


祀る神社


熊野本宮大社(和歌山県田辺市)

熊野速玉大社(和歌山県新宮市)



泉津事解之男
(よもつことさかのお)


穢れを祓う神


別名

 

泉津事解之男神(よもつことさかのおのかみ)

事解男命(ことさかのをみこと)



「日本書紀」では


日本書紀 巻第一 神代上 
第五段 第六の一書では、
このように登場しています。

“「離婚しよう」
といい、またさらに、
「お前には負けない」
といい、唾を吐きました。その唾から化した神を速玉之男と名付けました。次に穢れを祓う神を泉津事解之男といいます。合わせて二神です。“


祀る神社 


熊野本宮大社(和歌山県)



熊野。

自分の母方の祖父の実家が、
熊野修験者の末裔で、
かなり興味ある土地です。

いつかは訪れてみたい場所。

しかし…予算上、
なかなか行くことが出来ません。
今は、旅行会社のパンフレットを
眺めて我慢。

山育ちなので、
山道を見るだけでワクワクします。

ただ、高圧線を設置した後、
山の匂いが変わったと聞きます。
電波が
森の生態系を
破壊しているのかもしれません。

残念なことです。
これ以上、
生態系が壊れないよう祈ります。

さて本日はこれで。
明日も神様シリーズ続きます。

読んで頂き
ありがとうございました。




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