ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

回想: 東横線・菊名駅の「たい焼き」屋さん(2)

2007年03月29日 18時56分00秒 | Weblog
[個人史]: 東急東横線・菊名駅 「たい焼き」

オッチャンの焼く タイ焼き で、クレィマー魂 に火がついた私は 翌日も タイ焼き屋の前に立った。

<はみ出し焼き>
私は強気で 「今日は2つね」 と云うと、『ちょっと待ってください』と 焼き上がったばかりのタイ焼きのヘリのはみ出した部分を ハサミでチョキチョキ切り出した。 こんな光景は始めて見た。 しかも見事に 焼き上がりのコロモのヘリがたっぷりとはみ出しているのだ。

”これはイカン。タイ焼き職人技にあらず” そう思いながら 「おじさん、切らなくて良いからそのまま頂戴」 と言っても かのオッチャンは 「イヤ、ダメです」 とハサミの手を止めない。

ようやくヘリを切り落とした タイ焼き 2つを渡してくれた。 全周にハサミが入った何とも見慣れない タイ焼き である。

お金を払い、タイ焼き を受け取りながら 「昨日のタイ焼き ちゃんと焼けてなかったよ」。 クレーム第一号を投げかけ オッチャンの心をグサッとさせた。

<再び歩き食い>
自宅までの夜道、 再び袋に入った タイ焼き に手を伸ばして食べ始めた。
アタマから食べ始めたのだが なかなか中身のアンが出て来ない。 柔らかな小麦菓子を食べているようなものである。 2匹目もちょっと掴んだだけで 中のアンコが飛び出してくる。 皮の厚さも均一でないのだ。

これはイカンぞ。 こうなったら まともなタイ焼きを食べさせて貰うまで とことん買い続けてやるまでだ。 私ジョージィは 固く決意した。

<結構イケル>
出来損ないの タイ焼き ではあるが、 しっかり出来ている部分を食べると以外と旨いのである。 品があるというわけではないが ”温かみのあるうまさ” なのである。

翌日も連続3度目に タイ焼き屋の前に立ち、「3つ!」 と云いながら指を3本立て示した。 おじさんが タイ焼き を準備しているあいだ 「焼き方はちょっと下手だけどさァ、タイ焼きはウマイよ」 と伝えた。

ヘタと云われて喜ぶ者はいないが、「美味いタイ焼きだ」 と聞けばおじさんの頬も緩んだ。 そして 「ここ(菊名)は今日で終りだけど、次は○月○日に来ますから、またよろしく」 と、ようやくおじさんからの言葉も出てきた。

自宅に帰る道すがら、3度目のタイ焼きも 食べるとやはり美味かった。

(続)

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