鶴見の愛宕神社は 下末吉の鎮守様で、
百四十段の石段を登った愛宕の山頂に鎮座しています。
神奈川県の神社庁によると(理解できない所があるのでほぼ原文どおり)
往古は俗称「土浮」除地十二歩の地に祀られていたそうですが、
嘗て幕吏の苛斂誅求と打続く災害に堪えかねた農民の日夜 社頭に祈願を籠むるもの多く、
神明感応して天災も絶え、五穀豊穣、幕吏も更迭し、稀に見る良吏を得て、
一村漸く安堵するに至ったという。
時の名主横山四郎兵衛、率先して盛大なる遷座祭を行い
8月24日をもって年々祭典を厳修し、
その年の豊凶に拘らず御神楽の奉奏を欠かさず今日に至っているそうです。
御祭神は、火軻遇突智命 ( ほのかぐつちのみこと )で
管理元神社が川崎駅からさほど遠くない幸町の 女躰大神 (にょたいおおかみ)となっています。
今年は、8月4(土)と5(日)に祭礼が行われるのですが、
ここの町内のごく一部の人しか参加してないというのです。
8月4日は 午後2時から子供御輿と山車
午後4時から西瓜割り
8月5日は 朝8時から愛宕神社で 湯花神事
午後3時から 大人御輿、子供御輿、山車が出るとのこと、
午後4時には、愛宕神社の参道に数ヶ所の町会の神輿が集結するそうです。
「神輿、大きいから観に来てよ」
鶴見だと鶴見神社そして 末吉なら末吉神社なのですが
愛宕神社もちょっと興味が沸いてきました。
特に湯花神事は、鶴見区ではここにしか残っていないのだそうです。
地域活動ホームを後にして、
歩いて愛宕神社を目指しました。
明るかった空も
次第に暗闇へと変わっていきました。
7時ごろに参道入り口に到着したのですが、
お祭の提灯は飾られているものの
ひっそりと静まり返っています。
見上げると、鳥居の向こうにさらに階段が続いています。
初めの階段だけで疲れてしまいました
普段、こんなに長い階段は上らないので
情けない事に、膝が痛くなってきたのです。
真ん中に手すりを付けてしまって、
ここを御神輿を担ぎ上げるのは大変なのではと余計な心配をしてしまいました。
中間地点で一寸休めたので
その後は順調に登りきりました。
お社の中の左側に2,3人の神主さんらしき人影が見えているほか、
何も変わった事も無く
暫く様子を見ていたのですが、
お賽銭もあげずに神社を後にしました。
お囃子が聞こえていたので
行ってみると御神輿が有り
数十人の人が集まっていました。
ここでも、声をかけられることも無く、
挨拶する事も無く通り過ぎました。
明日神社へ行ったとしても、
ごく内輪だけの行事のような気がしてきました。
他の会所はというと
1ヶ所はヨシズで囲ってあって中の様子がわからなく、
もう1ヶ所は、それらしい場所はあるのですが、何も無い状態でした。
湯花神事を観に行く予定だったのに
目が覚めたら8時を過ぎてしまっていました。
残念だけど、行くのはやめることにしました。
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