准秩父観音霊場では、観音様の眷族(けんぞく:従者)である馬にちなみ、
12年に一度、午年の4月に各札所で一斉にご開帳が始まり
秘仏である観音像を納める厨子の扉が開くのはこの時だけなので
ご集印帳と朱印札をいただいてきました。
私が訪れた 17番札所真福寺は十一面観世音菩薩 です。
十一面観世音菩薩 は闘争をこととする阿修羅界を救済し、
除病、滅罪、求福などの祈願を受け入れる。
頭上の各面に慈悲、忿怒など併せて11相を示す。
前3面は慈悲の相で「善」なる衆生に対し、
左の3面は忿怒の相で「悪」の衆生に対し、
右の3面は微笑の相で「浄業」の衆生を励まし、
後ろの1面は暴笑の相で善悪雑乱の衆生に対す。
頂上の1相は仏面で、大乗の修行者に対するもの。
なお、本面を加えて11面とするもの、
本面以外に11面をもつものがあり、
その顔相や位置には種々の変化がある。
( 准秩父観音霊場の御開帳公式HPより)
遠くからでも赤い幟は目に入って来ました。
私が好きな總持寺と同じだ~~♪
と思ってしまいました(笑)
今日はお詣りなので
手水で清めて。
期間中は回向柱が建てられ、
観音様の指とつながる五色の『善の綱』と結ばれ、
この綱に触れることで観音様との縁が深まるとされているのですが、
時々降ってくる豪雨のためか柱には五色の綱は結び付けられていませんでした。
お賽銭箱の左側でお参りしたので気が付かなかったのですが、
写真を見ると、右側に何か書いてありましたね。
なんて書いてあったのでしょう~?
この綱はしっかりと握ってきました~
近くまで行って良いということで、
真下まで進み、隅々まで拝観させていただきました。
やさしいお顔立ちの観世音菩薩は
三尺もあるそうです。
初めて内部を観たのですが、
想像していたのよりずっと絢爛豪華なので驚きました。
外から写す時、半分閉まっていた障子を開けてくださったやさしいお心遣いに感謝です。
写真は外からなら良ろしいとのお許しをいただいてから
出口方面へと下がりながら撮っていきました。
秩父でも3月から11月までの長期間御開帳だそうです、
札所巡りをするなら、やはりこの期間にまわるのが一番良いと思いました。
秩父札所の開創は文暦元年(1234年)と言われている。その年が甲午歳(きのえうまどし)に相当することから、12年に一度、午歳(うまどし)に御開帳が行われる。平成14年は壬午歳(みずのえうまどし)なので、3月1日より11月末まで、全ての札所の厨子が開かれ(御開帳)、普段は秘仏として拝観できない本尊(観音様)のお姿を親しく拝観できる。
堂内厨子内の観音様右手からの紅白の「お手綱」で堂外の参詣者は結ばれる。開帳時には直接に慈顔を拝観できる。
真福寺は慈覚大師によって開山されたそうで、
ご本尊の不動明王は
慈覚大師が唐より持ち帰った一尺あまりの聖不動尊像を体内に、
末吉の地で由緒ある大木から作り上げたそうです。
八尺五寸の不動尊。
ここで、本堂が改修工事中に来たときのことを思い出しました。
ご本尊は観音堂の方に仮安置してあるので、と。
その時の記事はこちら→2011年4月26日末吉不動改修工事中
ご開帳は60年に1度だそうで、
あの時はいい機会だったのですね 。
しっかりと読んでおきながらお詣りしなかったとは。
これを私に見せたかったの?と思っていたのにその先の行動ができませんでした。
御開帳迄はあと数年。
そのときは必ずお詣りしたいですね。
本堂の外から手だけ合わせて。
あれ?イチョウが。。。
下は芽吹いているのに。。。。。
慈覚大師お手植えの松も枯れてしまったのですよね。
その松の植えてあった場所を確認してきました。
道の右だとばかり思い込んでいたのですが、
実は道の左側なのだそうです。
その跡の石碑が残ってるそうです。
このイチョウの木の左側の道を上って行くのですが、
車が通れる幅が有るけどかなり急です。
雨が降ってる事もあり、
もし滑ったなら下まで転げ落ちてしまいそうな急坂。
また出直してくることにしました。
この八重桜の木は、花がわずかに残っているだけになっていました。
もうすっかり初夏らしくなっていますね。
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